2019.01.24 08:40

薩長土肥の陶芸集結 鹿児島で2月合同展 高知県から21人出品

出品作を眺める県内の陶芸作家。左から植野勝子さん、土居博幸さん、池田俊子さん、西邨滋さん(高知新聞社)
出品作を眺める県内の陶芸作家。左から植野勝子さん、土居博幸さん、池田俊子さん、西邨滋さん(高知新聞社)
 薩長土肥連合を陶芸分野でも--。明治維新150年を記念した鹿児島、山口、高知、佐賀の陶芸作家約130人による合同作品展「薩長土肥 現代の陶芸」が、鹿児島市の県歴史資料センター「黎明館」で2月1日から開かれる。高知県からは21人の作家が代表作を出品する。11日まで。

 作品展は、鹿児島陶芸家協会が「薩長土肥の4藩の縁を現代陶芸の世界で再確認し、次代につなげたい」と他3県に呼び掛けた。鹿児島県の明治維新150周年かごしま文化力向上提案事業の助成を受け、作品の輸送費は同協会が負担する。

 高知県では、土佐市で作陶に取り組む池田俊子さん(70)が取りまとめ役を引き受け、県内作家への声掛けに奔走。県展無鑑査の西邨滋・出さん親子(安芸市)、川村雄二さん(高知市)、西田宣生さん(同)に加え、土佐藩窯のルーツを持つ同市の尾戸焼の作家ら30~80代の21人が1点ずつ寄せることになった。

 有田焼の酒井田柿右衛門さんや薩摩焼の沈寿官さん、萩焼の三輪和彦さんら各県を代表する作家も出品し、各県の枠を超えて約130点が展示される。オープニング式典には、高知県からも出品者10人ほどが出席する予定。

 池田さんは「維新後も一大産業として陶芸が残った3県と違い、高知は各作家が独自に創作活動に取り組んできた。他県に皆で作品を出すのは初めてで、こうした動きが作家同士の交流につながれば」と楽しみにしている。(楠瀬慶太)

カテゴリー: 主要文化・芸能


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