2019.01.22 08:45

高知県立農大がGAP取得 トマトの安全性で認証 学生「作物に自信」

認定証を手に取るGAP推進チームの学生ら(写真はいずれもいの町波川の県立農業大学校)
認定証を手に取るGAP推進チームの学生ら(写真はいずれもいの町波川の県立農業大学校)
 県立農業大学校(吾川郡いの町波川)が、校内で栽培するトマトで、農産物の安全性を裏付ける国際認証「グローバルGAP」を取得した。一昨年から取得を目指して取り組んできた学生たちは「自分たちの育てた作物に自信が持てる」と喜んでいる。

選果場ではマスクや手袋の着用を徹底した
選果場ではマスクや手袋の着用を徹底した
 グローバルGAPは国内版GAPより取得のハードルが高い認証制度。東京五輪で選手村の食材調達基準とされ、取得する農業法人などが増えている。

 同大学校は「国際的に通用する教育環境づくり」を目指して2017年、野菜科の1年生10人でGAP推進チームを立ち上げ。200以上ある審査項目について、作業や工程の改善を重ねてきた。

 具体的には、ほ場や出荷施設の農機具の整理整頓、作業記録の作成、マスクや手袋の着用といった衛生管理などを徹底。学生らは放課後の時間を使い、一つ一つの改善点を話し合ったという。

 昨年11月、審査員が学校を訪れ、各項目を確認するとともに、作業工程などについて学生に質問。育苗時の栽培記録など一部是正を求められたが、対応策を示し、1月上旬、認証を取得した。

 チームリーダーを務めた小松千誉(かずしげ)さん(20)は「準備にかなり神経を使ったが、作業の記録や整理整頓は自分たちのためになる。今では用具の置き放しも気になるようになった」。野村守由副校長は「認証取得は生徒のモチベーションにもなる。他の品目でもGAPの認証を取れるような意識付けにつなげていきたい」と話していた。

 グローバルGAPは県内ではほかに、ショウガ生産のサカタ(香美市)、ショウガ加工販売のあさの(同)、メロン生産の篤農(香南市)が取得している。(新妻亮太)

カテゴリー: 主要教育社会高知中央


ページトップへ