2019.01.21 08:45

北川小に教育長賞 県学校新聞コン 高知新聞社長賞は魚梁瀬中

最優秀の教育長賞に選ばれ喜ぶ(左から)安岡煌人さん、手嶋ともさん、小松美南さん (20日午後、高知市の県教育センター本館)
最優秀の教育長賞に選ばれ喜ぶ(左から)安岡煌人さん、手嶋ともさん、小松美南さん (20日午後、高知市の県教育センター本館)
 2018年度の「学校新聞づくりコンクール」(県教育委員会主催、高知新聞社共催)の2次審査に当たるコンクール大会が20日、高知市大津乙の県教育センター本館で開かれ、最優秀の教育長賞に北川小学校(安芸郡北川村)、高知新聞社長賞に魚梁瀬中学校(安芸郡馬路村)が選ばれた。

 県内の小・中・特別支援学校で、授業の中で取り組まれた新聞を対象に開催。6回目の今回は過去最多の85校が参加し、4798点の新聞が制作された。

 1次審査を突破した15作品は、生き物の観察での発見、高齢者が暮らしやすい地域づくり、ネットいじめなど、児童生徒の興味や関心を反映した新聞がずらり。大会では、作品を手掛けた児童生徒40人が、取材の動機や紙面の工夫、伝えたい思いなどを、映像や寸劇を交え発表した。

 教育機関と高知新聞の関係者6人が、発表内容や新聞の企画力、構成力などを総合的に審査し、各賞を決定。教育長賞に選ばれた北川小の「ゆず温泉すごいぞ!新聞」は、昨年新築された北川村温泉ゆずの宿を広くPRして村の活性化につなげたいとの思いを込めた新聞で、夏休み中の訪問客から感想を集めるなどして、温泉の魅力を存分に紹介した。

 制作した4年生の小松美南さん、手嶋ともさん、安岡煌人(あきと)さんの3人は、「見出しを温泉っぽいデザインにしたのが一番の工夫。9人の4年生全員で調べてきたので、みんなで取れた賞です」とにっこり。5年生では村出身の志士、中岡慎太郎の勉強をするため、「今度は慎太郎の新聞をつくって、村の魅力をもっと紹介したい」と張り切っていた。

 高知新聞社長賞の魚梁瀬中は、中学校舎にトイレがない問題を生徒会のメンバーが取り上げ、綿密な取材を重ねて改善を求めた。このほか金賞に足摺岬小1・2年、窪川小4年、大栃小6年、日高中3年、審査員特別賞に窪川小6年の各グループが選ばれた。(高本浩史)


◆ 入 賞 作 品(クリックで拡大します)
教 育 長 賞  北川小4年「北川温泉 来てみいや」









高知新聞社長賞  魚梁瀬中1~3年 魚梁瀬中学校生徒会









金   賞 窪川小4年 れいこ&りこ









金   賞 大栃小6年 お山の六年生








金   賞 足摺岬小1・2年 みさきっ子









金   賞 日高中3年 HIDAKA fifteens








審査員特別賞 窪川小6年 みんなの笑顔を守り隊









 その他の特選のグループは次の通り。 
片地小1年 こおろぎちーむ
大栃小2年 大どちやさいっこ
浦戸小1・2年 うらどのなぞチーム
浦戸小3・4年 浦戸の海を守り隊
南郷小4年 黒潮happy8
足摺岬小4年 足摺不思議発見チーム
奈半利小6年 ふるさと納税研究チーム
佐川中2年 45ピース


◆審査評◆
「なぜ」の追求が大切
審査委員長  鍵山絹江(県教育文化祭事務局長)


 選び抜かれた15点は差があまりなく、審査は難航。プレゼンテーションは、よく準備と工夫がされており、楽しく見させてもらいました。苦労して取材して新聞をつくりたい、完成させたいという思いに価値があります。大勢の人の前で発表するのも、貴重な体験で今後に役立ちます。
 さまざまな視点からテーマに迫っており、「なぜ」という疑問をそのままにせず、学年に応じた探究がどのグループでもよくできていました。
 教育長賞となった北川小の作品は、手分けして新しい温泉への来訪者について調査。しっかり構成された新聞を空港をはじめ村外にまで掲示したところから、「温泉を知ってもらいたい」という思いが伝わってきました。
 高知新聞社長賞は魚梁瀬中の生徒会新聞。自分たちが直面している不便なトイレの問題に向き合って、みんなで考えるべき課題として大人への問題提起もできています。
 金賞はまず、小学校低学年が足摺岬小。レイアウトと写真が効果的。イラストも親しみを感じジンベエザメに合いたくなります。中学年の窪川小4年は、テーマを絞り取材の仕方も優れています。点字ブロックの意味など、あまり知られていないことを紹介しました。
 高学年は大栃小。高齢者が暮らしやすい町づくりのため、自ら高齢者体験をして、マップやつえを自作した行動力が光りました。中学校の金賞は日高中。村長へのインタビューと見出しが効いています。15歳の今から、村の将来を考える新聞になっています。
 審査員特別賞の窪川小6年の作品は、子どもの視点からスマホを使用する上での注意点を発信しています。
 新聞をつくる上で大事なことは、誰に何を伝えるのかということです。読む人のことを思って、「この人たちにこのことを伝えるんだ」と意識してください。そして「自分たちがなぜこの問題を選んだのか」という点から出発してください。(談)

カテゴリー: 教育学校新聞コンクールNIE


ページトップへ