2019.01.19 08:35

矢に願い込め香南市で百手祭 ダイダイ射抜き「当たり年」

五穀豊穣などを祈って矢を放つ「百手祭」(香南市の夜須八幡宮)
五穀豊穣などを祈って矢を放つ「百手祭」(香南市の夜須八幡宮)

 五穀豊穣(ほうじょう)や家内安全を願って矢を射る「百手祭(ももてさい)」が18日、高知県香南市夜須町西山の夜須八幡宮で始まった。園児や住民が見守る中、境内には凜とした矢の音が響いている。19日まで計1200本以上が放たれる。

 安芸郡北川村の星神社の「お弓祭り」、長岡郡大豊町の「百手の祭り」と並ぶ県内三大弓神事の一つ。香南市の無形民俗文化財で、800年余りの歴史があるとされる。

 射手は氏子12人。長袴(ながばかま)に立烏帽子(たてえぼし)のいでたちで、28メートル先の大的や縁起物のダイダイなどを狙う。近くの夜須幼稚園の園児らも訪れ、「惜しい」「頑張れえ」と声援を送った。

 射手を約20年間務める地元の立仙裕二さん(42)はダイダイを射抜き、「当たり年や!」と境内は沸いた。「こういう的に当たったことが一度もなくて。ええ年になればいいですねえ」と満面の笑みだった。(村中澄怜)

カテゴリー: 主要文化・芸能香長


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