2019.01.17 08:41

移住姉妹が佐川町にチョコレート工房 県産食材に魅せられ

佐川町に移住しチョコレート工房を立ち上げた金親朋世さん=左、梨恵さん姉妹(佐川町東組)
佐川町に移住しチョコレート工房を立ち上げた金親朋世さん=左、梨恵さん姉妹(佐川町東組)
 高岡郡佐川町東組に昨秋、チョコレート工房が開業した。運営するのは同町に移住した姉妹一家。姉の金親(かねちか)朋世さん(35)と夫の山田哲也さん(34)は造園業、妹の梨恵さん(34)がショコラティエ。それぞれの分野を生かし、甘く濃厚な世界を売り出している。
 
「ポワリエ・ショコラ」のチョコレート
「ポワリエ・ショコラ」のチョコレート
 金親さん姉妹は神奈川県出身で、食べることが大好き。朋世さんは食の分野などで植物を生かすことに興味を抱き、イギリスや日本で庭園造りの勉強に励んだ。梨恵さんはチョコレート作りの道を究めようと、ベルギーの国立専門学校で学び、フランスで3年間修業した。
 
 8年前、朋世さんと哲也さんは仕事のため高知県に移住。3年前からは佐川町で暮らし、地元の食材を度々実家へ送っていた。
 
 帰国した梨恵さんは首都圏のチョコレート専門店や菓子店で働いていたが、高知のショウガやブンタンのおいしさに驚いた。
 
 「生産地に近い場所なら、この食材を加工して、もっとおいしいチョコレートが作れるのでは」と朋世さんを頼って同町へ昨夏移住。古民家を改装し、3人で10月にチョコレート工房「ポワリエ・ショコラ」を立ち上げた。
 
 梨恵さんはベルギーやフランスから仕入れた10種類以上のチョコレートを使い、ショウガやブンタン、紅茶や蜂蜜など県産食材を生かしたチョコレートボンボンなどを考案。朋世さんと哲也さんが経営や発送を担う。各地の農家を訪ねて食材を探し、加工や栽培の仕方も勉強中という。
 
 現在は主にインターネットのほか、首都圏のデパートの催事などで販売している。
 
 梨恵さんは「地元食材を生かしたいろんなお菓子を考えて、地元の人に自分へのご褒美や贈り物として使ってもらえるようになりたい」。朋世さんは「高知は食材が豊かで住む環境もいい。将来的にはチョコレートに使う食材の栽培にも少しずつ取り組んでいけたら」と、仲良く顔を見合わせほほ笑んだ。(森田千尋)

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カテゴリー: 社会移住社会高吾北


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