2019.01.10 08:42

大豊町の福寿草まつり3年ぶり復活へ 集落活動センター後押し



「福寿草まつり」復活を決めた住民ら(大豊町南大王の集会所)
「福寿草まつり」復活を決めた住民ら(大豊町南大王の集会所)
 住民の高齢化などで2016年を最後に休止していた高知県長岡郡大豊町南大王の「福寿草まつり」が2月、復活する。休止の要因となった住民負担を和らげようと、東豊永集落活動センターや高知大学の学生が運営に協力し、「地元でできる範囲」で、再スタートを目指す。

愛らしい黄色い花を咲かせる福寿草(2017年、大豊町南大王)
愛らしい黄色い花を咲かせる福寿草(2017年、大豊町南大王)
 南大王の福寿草は桑畑の斜面など約2ヘクタールに約5万株が群生し、2~3月に順次開花。雪を割って顔を出す黄色い花は春の使者として人気がある。住民でつくる「福寿草を育てる会」が1989年から「まつり」を開催し、最盛期には1日に千人以上が訪れた。

 しかし、住民の高齢化や人手不足で草刈りや雪かき、休憩所の運営などが困難になりまつりを休止し、育てる会も解散していた。南大王の住民はこの3年で約15人から10人に減少。住民の負担は少なくなったものの、励みが失われたという声も出ていた。

 そこで、南大王を含む13集落でつくる東豊永集落活動センター推進協議会が支援を申し出て、昨年6月ごろから住民と復活に向けて協議を続けてきた。同協議会の氏原学会長は「南大王が弱ったら近くの怒田(ぬた)も八畝(ようね)も弱る」と、東豊永地域で協力することの意義を強調する。

 昨年12月17日には、南大王の集落の集会所で住民と氏原会長、地域で実習している高知大地域協働学部の学生らが話しあった。区長の佐竹弘義さん(71)は「人を呼べば、行政も南大王に力を入れてくれるろう。一回やってみよう」とまとめた。

 地元の上村初子さん(66)は「草刈りなど人が手入れしなければ、福寿草は育たないし、福寿草がなければ、人が来んなる」。花と集落はある意味、一体なのだと話していた。

 会期は2月15日~3月3日とし、休憩所でうどんなどを出せないか検討するという。(森本敦士)

カテゴリー: 主要社会嶺北


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