2019.01.01 14:42

88km歩き続け… 拝んだ初日の出 80人の仲間支えに


高知市から室戸岬にかけ約88kmを2日間かけて歩きとおす「徒歩ホステリング」の一行が元旦の朝、室戸の海から上がる初日の出を拝んだ。毎年恒例となっているこのイベントだが、今年もさまざまなドラマがあったようだ。

小島さん提供
小島さん提供


6歳~85歳までの参加者85人が高知市の中央公園を出発したのは30日の午前7時。1日目の宿泊先となる安芸市のホテルには午後6時までの到着を目指した。

国道55号沿いの約43kmの道のりの途中で、足にできたマメの痛さに苦しんだり、ひざが動かなくなり、立ち上がれなくなる参加者も。日暮れが近づくと、運営スタッフが苦しむ参加者の両肩を支えて一歩一歩すすむ場面もあったという。



2日目の31日は、安芸市から室戸岬まで、約45kmを歩いた。前日の疲労も重なり、リタイアする人も数名いたが、80人余りが無事ゴールの最御崎寺に到着。

トップでゴールしたのは、同級生に誘われ参加した男子中学生。学校で駅伝部に所属する彼は、安芸市出発から約7時間半後の14時ごろには余裕でゴール。運動部に所属する中学生や高校生らは、仲間と語らいながらサクサクと歩を進めていた様子だ。

また、参加者のなかには幼い子どもも。5人家族で参加した親子は「楽しい思い出だけじゃなく、辛い思い出も家族で共有できるいい機会」と思い参加を決めた。途中、くじけそうになり涙をこぼした小学2年生の子どもも、家族やスタッフに励まされ、無事にゴールを切った。

小島さん提供
小島さん提供


体を休めた後は、お寺で除夜の鐘つきや年越しそばを楽しんだ。そして年が明け、元旦の朝。お寺から徒歩15分ほどの海岸に集った参加者らは、見事な晴天のなか初日の出を拝み、記念撮影で笑顔をみせた。

小島さん提供
小島さん提供


イベントを主催する県ユースホテル協会の小島さんは「88km歩くって、やっぱりすごく大変なんです。でも家族や仲間と支えあって、乗り越えたことが自信につながると思うし、いろんな事にチャレンジできる強さになる」と語った。来年も開催予定。88km歩いた先に、何か見えるものがありそうだ。

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カテゴリー: 主要社会


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