2019.01.01 08:36

【カツオと生きていく】私たちの知らないカツオ 比漁港に「極小」大量水揚げ

港いっぱいのちびっこカツオ~フィリピン・ミンダナオ島ジェネラルサントス~



節に加工 日本へ輸出

容器からあふれんばかりのカツオやアジ類、マグロの幼魚。漁港に並ぶのは、漁場から巻き網の漁獲物を港に運ぶ運搬船(昨年11月、フィリピン・ミンダナオ島南部ジェネラルサントス)
容器からあふれんばかりのカツオやアジ類、マグロの幼魚。漁港に並ぶのは、漁場から巻き網の漁獲物を港に運ぶ運搬船(昨年11月、フィリピン・ミンダナオ島南部ジェネラルサントス)
 まだ小さなカツオの南方での大量漁獲と、それによるかつお節の生産が、日本のカツオ資源を脅かしているのではないか―。国内で指摘されている疑念を胸に、生産地とされるフィリピンへ飛んだ。港や市場は魚と人と活気にあふれ、小さなカツオがひしめく。ひっそりと、日本へ輸出するかつお節の工場も確かに存在していた。カツオの北上ルートを逆行するように向かった黒潮の源流域で、私たちの知らないカツオを見た。

干物を手にポーズ。腹にはカツオ特有の筋。日本のアジの開きと変わらないサイズ(昨年11月、フィリピン・ミンダナオ島南部ジェネラルサントス)
干物を手にポーズ。腹にはカツオ特有の筋。日本のアジの開きと変わらないサイズ(昨年11月、フィリピン・ミンダナオ島南部ジェネラルサントス)
 目的地はミンダナオ島南部、ジェネラルサントス市の漁港。「マグロの都」と呼ばれ、東方の世界的な巻き網漁場へとつながる同国随一の水産拠点だ。

 船から岸壁に下ろされるプラスチックのたらいの中身は、大量のちびっ子カツオ。全長30センチに満たず、500ミリのペットボトルほどの大きさだ。アジ類やマグロの幼魚と交じっていても、腹の筋ですぐに見分けが付く。明らかに最も多い。...

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カテゴリー: 主要社会


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