2018.12.26 08:33

伊能図を巡る-土佐の村々 今昔-第8話 土佐清水市下川口~宿毛市藻津、沖の島へ

白岩岬から九州方面を望む。左手の島は姫島(宿毛市沖の島)
伊能ルート探訪
 高知県宿毛市「沖の島」は県内最大の有人離島だ。今から210年前、土佐を訪れた伊能忠敬一行は同島にも渡り、二手に分かれて海岸線を測量した。

 忠敬の没後200年に合わせ、県内の測量ルートを記者がたどる一連のシリーズ最終盤で、この沖の島に渡航した。

 島の西端「白岩岬」に立てば、九州の山並みがはっきりと見える。同じ景色を伊能隊員たちも眺め、日本列島のスケールを肌で感じたに違いない。

 忠敬は土佐に入った初日、藩の浦方奉行から「海辺測量、険難の儀」を告げられている。途中、持病の発作にも悩まされたが、66日をかけ、この地を駆け抜けた。

 伊能図に描かれた土佐の地名は大半が現代に残り、険難の地形や自然、風光明媚(めいび)な景観もまた引き継がれた。歴史に刻まれた測量ルートの上で、何世代もが重ねて築いた暮らしに思いをはせてみる。...

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