2018.12.21 08:40

室戸自然の家を壁画で彩る 東京芸大と連携 来年2月から制作

国立室戸青少年自然の家のアート企画に携わる東京芸術大学の大学院生、一ノ瀬健太さん。事前活動として墨絵制作を行った(写真はいずれも室戸市元乙)
国立室戸青少年自然の家のアート企画に携わる東京芸術大学の大学院生、一ノ瀬健太さん。事前活動として墨絵制作を行った(写真はいずれも室戸市元乙)
 国立室戸青少年自然の家(室戸市元乙)が東京芸術大学と連携し、利用者が芸術と触れ合えるような施設活用計画を進めている。建物の外壁などに壁画を施し、自然とアートが調和する施設を目指し、本年度から取り組みを始める。手始めとして、来年2月に東京芸大の大学院生らが滞在し、壁画制作を行う予定だ。

室戸青少年自然の家の外壁がキャンバスになる
室戸青少年自然の家の外壁がキャンバスになる
 同自然の家の小野保・所長が、パリで取り壊し前の学生寮壁面に絵を描いた活動や、ソウルの街並みをアートで彩る「壁画村」と呼ばれる取り組みから着想した。

 自然活動や宿泊体験で利用する子どもたちに「芸術に出合う機会を提供しよう」と企画し、東京芸大に協力を依頼した。構内の建物が“キャンバス”で、外壁に限らず「屋内の壁や階段を使っても面白い」(小野所長)と期待する。

 事前活動として、10月下旬に大学院生の一ノ瀬健太さん(33)が同自然の家主催のイベントに合わせてワークショップを行った。

 一ノ瀬さんは和紙にクジラ、波、「おおらかに育てや室戸くじらっ子」の句をあしらった墨絵を制作。その空白に、親子約50人が魚の絵や自分の名前などを筆書きした。

 来年2月には一ノ瀬さんら5人のアーティストが滞在して壁画制作に取り組む予定。一ノ瀬さんは「面白い体験のきっかけになったり、元気を与えたりできるような絵を描きたい」と話している。(馬場隼)

カテゴリー: 室戸高知のニュース

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