2018.12.19 08:00

小社会 ことし1年の世相を表す漢字の「災」。京都市…

 ことし1年の世相を表す漢字の「災」。京都市・清水寺で黒々と大書された文字は、スポーツ界のパワハラなど人災の意味もあるという。しかしやはり、高知県を含む西日本豪雨や北海道の地震など、自然災害の方が強く印象に残る。

 その裏付けとなるデータが、山梨大の秦康範准教授の調査で分かった。国や都道府県が指定した河川の洪水による浸水想定区域に住んでいる人は、2015年時点で約3540万人に上る。

 同年の日本の総人口約1億2700万人と比べても大きな数字だ。西日本豪雨で大規模な被害が出た岡山県倉敷市などでも、おおむね想定通りに浸水が起きたという。

 原因は郊外を中心に浸水想定区域の人口や世帯数が増えたこと。川の流れに沿うように、人家が密集している地区も多い。県出身の寺田寅彦が「文明が進めば進むほど、天然の暴威による災害がその激烈の度を増す」(「天災と国防」)と言った通りだ。

 中心市街地に近く、便利で快適な生活を求めて、開発が進み、人が住む。これを文明の「さが」と考えれば、災害のリスクは高まる一方かもしれない。豪雨による洪水だけでなく、地震や火山、高潮など「災」との闘いが宿命付けられた列島だ。

 私たちは寅彦の警句に悲観してばかりはいられない。幸い文明の進歩は、洪水のほぼ正確な想定ができるところまできた。行政と住民がその情報を上手に使いこなすことだ。


12月19日のこよみ。
旧暦の11月13日に当たります。きのと とり 四緑 大安。
日の出は7時05分、日の入りは17時01分。
月の出は14時30分、月の入りは2時53分、月齢は11.8です。
潮は中潮で、満潮は高知港標準で3時30分、潮位136センチと、15時12分、潮位158センチです。
干潮は9時06分、潮位73センチと、21時53分、潮位26センチです。

12月20日のこよみ。
旧暦の11月14日に当たります。ひのえ いぬ 五黄 赤口。
日の出は7時05分、日の入りは17時01分。
月の出は15時09分、月の入りは3時55分、月齢は12.8です。
潮は大潮で、満潮は高知港標準で4時23分、潮位150センチと、15時52分、潮位166センチです。
干潮は9時59分、潮位72センチと、22時34分、潮位7センチです。

カテゴリー: 小社会コラム


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