2018.12.17 08:37

苦しい心を受け止め切れない 「高知いのちの電話」相談員不足

電話相手と真剣に向き合う相談員(高知市内)
電話相手と真剣に向き合う相談員(高知市内)
 電話相談を通じて自殺防止に取り組んでいる認定NPO法人「高知いのちの電話協会」(相談電話=088・824・6300)が、慢性的な人手不足に苦慮している。近年は相談員不在で電話に応じられない時間が増え、孤独を抱える人たちの心の叫びがこぼれ落ちている状況だ。

 「いのちの電話」は前身の「こころのダイヤル」を発展的に再編して1999年2月に始まり、もうすぐ開設20年。毎日午前9時~午後9時に受け付け、毎月10日はフリーダイヤルで24時間対応している。

 相談件数は2014年の1万3263件から年々減り、昨年は9727件。1万件を下回るのは10年以来で、今年も1~11月で7480件だという。

 ただ、「実際にかかってきた件数はこれより多いはず…」と橋詰益子事務局長(57)。そう言わざるを得ない理由には、開設からずっと抱え続けている相談員不足という課題があるからだ。

 電話対応には120人程度の相談員が必要だが、2年前に100人を切って現在は78人。今年は11月末までに相談員が誰もいない「空白時間」が987時間に上り、昨年の同期間より246時間も増えたという。...

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カテゴリー: 社会医療・健康ニュース


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