2018.12.17 08:00

小社会 1702(元禄15)年の12月14日、赤穂浪士が吉良邸…

 1702(元禄15)年の12月14日、赤穂浪士が吉良邸に討ち入った「忠臣蔵」。ほんのひと昔前まで、この時期になるとお茶の間テレビで各局がこぞって手を替え品を替えドラマを競ったものだが、最近はそんな気配はない。

 歌舞伎の世界では芝居の入りが思わしくないとき、「忠臣蔵」をかければ気付け薬のように興行成績が上がるので「忠臣蔵は芝居の気付け」といわれた。幕末・明治期の絵師、金蔵(通称・絵金)は好んで題材にした。

 遠く赤穂、江戸を舞台とする芝居は土佐にまで影響を与えていた。芥川龍之介の「或(ある)日の大石内蔵助(くらのすけ)」は討ち入りを果たした後、細川家に預かり中の大石を描く。その耳に江戸中で「何かと仇討(あだう)ちじみたことが流行(はや)る」という話が届く。

 誰もが忠臣蔵の物語を知っていた時代も今や昔。若者の間には、「チュウシンゾウ」と読む人もいる。明治政府が仇討ちを禁じて以来、主君に孝を尽くすストーリーは古くさいものになりつつあるのだろうか。

 日本人の集団への強い帰属意識や組織・企業への過度な忠誠心が、忠臣蔵を貫くテーマだと論じられてきた。個人主義のネット社会になり、そんな風土が崩れてきた結果なら、忠臣蔵の衰退も仕方がないとも考える。ただ政治の世界では、「安倍1強」に代表される忠臣を閣僚に据えた状態が続いているのはなぜか。

 今年もはや、この1年を振り返る年の瀬が迫ってきた。


12月17日のこよみ。
旧暦の11月11日に当たります。みずのと ひつじ 二黒 先負。
日の出は7時04分、日の入りは17時00分。
月の出は13時23分、月の入りは0時56分、月齢は9.8です。
潮は若潮で、干潮は高知港標準で6時46分、潮位69センチです。
満潮は0時49分、潮位116センチと、13時40分、潮位145センチです。

12月18日のこよみ。
旧暦の11月12日に当たります。きのえ さる 三碧 仏滅。
日の出は7時04分、日の入りは17時00分。
月の出は13時55分、月の入りは1時53分、月齢は10.8です。
潮は中潮で、満潮は高知港標準で2時22分、潮位123センチと、14時29分、潮位151センチです。
干潮は8時02分、潮位73センチと、21時11分、潮位45センチです。

カテゴリー: 小社会コラム


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