2018.12.07 08:47

2018年 高知県内10大ニュース募集 印象的な出来事は?

 2018年も残り20日余りになりました。高知新聞社は今年も「読者が選ぶ県内10大ニュース」を募集します。高知県関係の出来事を手引としてまとめましたので、家庭、職場、学校で振り返りながら、記憶に残っているニュースの順位を付けてください。(手引に掲載の肩書、年齢は当時)

 【応募方法】皆さんが選んだ10大ニュースの順位、項目番号(手引以外のニュースを選ぶ場合は不要)、住所、氏名、年齢、職業、性別、電話番号をはがきに明記し、〒780-8572高知市本町3の2の15「高知新聞社報道部 県内10大ニュース係」へ。

 インターネットの場合は、高知新聞Webサイトの専用ページから投票できます。

 応募は、はがきかネットで1人1票とします。明らかに組織票と見なされるものは無効とします。

 【総合順位】皆さんが1位に挙げたニュースを10点、以下2位を9点…10位を1点と計算し、各ニュースの得点を累計します。総得点の多いものから順に県内10大ニュースとします。

 【賞金】皆さんが選んだ順位を点数化し、上位10人に各1万円を進呈(1家族で複数入賞した場合は、上位点の応募分のみ入賞とさせていただきます)。それ以外の応募者の中からも抽選で10人に各1万円を贈ります。

 【締め切り】2018年12月24日。
 【発表】2018年12月29日付朝刊。


10大ニュース募集

◆2018年の主な動き リスト◆
 【1月】
(1)道の駅「とおわ」新管理者に
(2)南国市前副市長が汚職
(3)最後の魚梁瀬杉に547万円
(4)新産廃候補地に3市町
 【2月】
(5)高知競馬36年ぶり利益配分
(6)龍馬マラソン完走者1万人突破
(7)県外観光客最高440万人
(8)シラスウナギ歴史的不漁
(9)福井氏が沖北相に就任
 【3月】
(10)本山町の「四季菜館」休止
(11)兼業規定で馬路村議失職
(12)安芸市庁舎移転また否決
(13)高知新港が20周年
(14)明徳、高知がセンバツへ
 【4月】
(15)県林業大学校が開校
(16)門田精肉店が閉店
(17)県人口71万人割れ
(18)龍馬記念館が新装オープン
(19)越知町に新キャンプ場
(20)元小学校長4800万円着服
(21)「むろと廃校水族館」人気
(22)県漁協矢井賀で2700万円着服
 【5月】
(23)東部看護学校また頓挫
(24)高校生6人大麻所持容疑
(25)「しんじょう君」アニメ化
(26)宿毛市で県内最大級水産加工施設
(27)安田小教諭を覚せい剤容疑で逮捕
(28)「土佐寿司」県内外へ発信
(29)ルネサス高知工場が閉鎖
 【6月】
(30)英国キュー植物画展開催
(31)飲酒運転の中村署員逮捕
(32)南国市に県内最大級古代建物跡
(33)カシオ会長の樫尾和雄さん死去
(34)南国市シルバー人材センターで横領
 【7月】
(35)パチンコ浜幸が自己破産申請
(36)県内でも西日本豪雨の爪痕深く
(37)ビキニ国賠認めず
(38)江川崎は暑さ「日本二」に
(39)オーテピア開館
(40)高知商12年ぶり甲子園
(41)高知市幹部が豪雨時に競馬旅行
(42)園芸新プロジェクト始動
 【8月】
(43)高知大も「軍事研究しない」
(44)高知商がまんが甲子園初V
(45)キタムラが上場廃止
(46)高知市上空にブルーインパルス
(47)県大蔵書3万8千冊焼却
(48)不正アクセスで県大の内部情報流出
(49)総体で県勢活躍
(50)県庁でも障害者雇用水増し
(51)全中野球で高知が初優勝
(52)LCCが高知県初就航へ
 【9月】
(53)テナガエビ来年3月まで禁漁
(54)高野氏後援会長「たれ」配布
(55)浦ノ内湾のアサリ回復
(56)高知市の会社で4億円不明
(57)土佐清水市が日本ジオ逃す
(58)高知市公立中で給食完全実施
(59)窪津漁協68年で幕
(60)豊ノ島が13場所ぶり十両復帰
(61)宿毛市庁舎の高台移転可決
 【10月】
(62)須崎署が樋田容疑者取り逃す
(63)丸三がルネサス跡進出
(64)高知リハ来春「専門職大学」
(65)大月町長が寄付行為
(66)ヘルメット着用促進へ
(67)県内にもKYB不正装置
(68)宿毛フェリー休止
(69)明徳・市川がヤクルトへ
(70)伊方原発3号機再稼働
(71)天皇、皇后両陛下16年ぶり来高
(72)今井造船が休業
 【11月】
(73)高知空港に新ターミナルビル案
(74)一本釣りで明神勢がV7
(75)片坂バイパス開通
(76)大川村が兼業規定緩和で条例検討
(77)群像新人評論賞に長崎健吾さん
 【12月】
(78)高知市に進化版ツタヤ
(79)県産と偽り中国産ショウガ販売
(80)高知県沖にまた米軍機墜落 
 【通年】
(81)求人倍率上昇、人手不足も
(82)「西敷地」の混迷続く



◆2018年の主な動き 概要◆ 
(1)道の駅「とおわ」新管理者に(1月)
 高知県高岡郡の四万十町議会は1月12日の臨時会で、四万十町十和川口の道の駅「四万十とおわ」の管理者を4月1日から「株式会社四万十とおわ」とする議案を賛成多数で可決。2007年の開業時から運営してきた「株式会社四万十ドラマ」の道の駅業務は3月末で終了した。

(2)南国市前副市長が汚職(1月)
 南国市の発注工事を巡り、契約金額に関する情報を漏らして特定業者に受注させたとして、県警は18日、官製談合防止法違反の疑いで前副市長(64歳)を逮捕した。業者側から見返りとして接待を受けた収賄容疑も発覚。高知地裁は9月13日、前副市長に懲役2年、執行猶予4年、追徴金約45万円を言い渡した。贈賄側の業者も有罪判決を受けた。

(3)最後の魚梁瀬杉に547万円(1月)
 高知市仁井田の木材市場「県林材」が1月24日に開いた初市へ、2017年産が最後の供給となったヤナセ天然スギ(魚梁瀬杉)が出品された。伐採した中で最も太かった杉の根元部分の丸太が、1立方メートル当たり67万円と全体の最高値を付け、根元から先までの1本合計では547万円となった。

(4)新産廃候補地に3市町(2月)
 県は2月1日、県内唯一の管理型産業廃棄物最終処分場「エコサイクルセンター」(高岡郡日高村本村)が満杯となった後の新たな処分場の候補地3カ所(須崎市神田、香南市香我美町上分、高岡郡佐川町加茂)を公表。尾﨑正直知事は県議会12月定例会の所信表明で、佐川町加茂にある石灰岩採掘跡の民有地を最終候補地として「最も有力」と表明した。
(5)高知競馬36年ぶり利益配分(2月)
 高知競馬の売り上げが伸び、経営状況が改善していることを受け、県競馬組合が設置者である県と高知市に利益配分することが2月16日分かった。36年ぶりとなる2018年度の配分額は県が約3千万円で、高知市は約1千万円。

(6)龍馬マラソン完走者1万人突破(2月)
 高知県最大の市民マラソン大会「高知龍馬マラソン2018」が2月18日、42・195キロの日本陸連公認コースで行われ、1万1194人が土佐路を駆けた。制限時間内の完走者は1万558人で、1万人を初めて突破。

(7)県外観光客最高440万人(2月)
 2017年に高知県を訪れた県外観光客数が、大河ドラマ「龍馬伝」が放送された2010年の435万人を超え、過去最高の440万人となったことが22日分かった。「志国高知 幕末維新博」のほか、全国的なインバウンド(訪日外国人客)の増加なども新記録達成を後押しした。

(8)シラスウナギ歴史的不漁(2月)
 2017年度のシラスウナギ漁が歴史的な不漁に陥り、県は2月27日、「非常事態」として3月5日までの漁期を15日間延長。延長の結果、県内の採捕量は計121キロとなり、過去最低だった2012年度(106キロ)は上回る水準となった。

(9)福井氏が沖北相に就任(2月)
 江崎鉄磨沖縄北方担当相が2月27日に辞任し、後任に自民党の福井照氏(64)=衆院比例四国=が就任。直後から後援団体の元幹部による不正集金をはじめ、過去の言動などで批判を浴びた。10月2日の内閣改造で退任。

(10)本山町の「四季菜館」休止(3月)
 長岡郡本山町の細川博司町長は3月2日、経営難に陥っている本山町本山のレストラン「四季菜館」を運営する本山町出資会社「れいほく地域振興株式会社」に対し、四季菜館が入る本山町産業振興センターの指定管理契約を3月末で打ち切ると通告。同社の破綻は決定的となった。

(11)兼業規定で馬路村議失職(3月)
 安芸郡馬路村議会は6日、村議の岩城勝則氏(66)が行ってきた村への土地賃貸が「請負」に当たり、地方自治法の兼業禁止規定に抵触しているとして「議員の資格がない」と決定し、同氏は失職した。同氏は4月の村議補選で無投票で返り咲いた。

(12)安芸市庁舎移転また否決(3月)
 安芸市議会は19日、南海トラフ地震の津波浸水に備えて市の新庁舎を桜ケ丘町へ移転する条例改正案を否決した。市議14人(欠席1人)のうち賛成は7人で、可決に必要な出席議員の3分の2以上に達しなかった。昨年12月定例会に続く否決。横山幾夫市長は移転案を白紙に戻し、新たな候補地として土居・僧津地区で三つの区域を検討している。

(13)高知新港が20周年(3月)
 高知新港(高知市仁井田)が3月26日、1998年の一部開港から20周年を迎えた。かつては利用が低迷し、「巨大な釣り堀」と揶揄(やゆ)されたこともあったが、貨物の取扱量は徐々に増え、2017年は過去最高を更新。最近はクルーズ船の寄港も急増している。

(14)明徳、高知がセンバツ出場(3月)
 第90回選抜高校野球大会に高知県から明徳義塾高校と高知高校が出場した。県勢の2校出場は3年連続9度目。明徳は3回戦で敗退し、高知は初戦負けを喫した。

(15)県林業大学校が開校(4月)
 県立林業学校を改称・拡充した県立林業大学校が4月15日、香美市土佐山田町に開校。初代校長に建築家の隈研吾さんが就任した。これまでの基礎課程に専攻課程が加わり、1期生40人が山のエキスパートを目指して入校。

(16)門田精肉店が閉店(4月)
 高知市帯屋町2丁目で世代を超えて親しまれてきた「門田精肉店」が4月16日、創業70年以上の歴史に幕を下ろした。閉店を惜しみ、肉や総菜を求める買い物客が長蛇の列を作った。

(17)県人口71万人割れ(4月)
 高知県の人口が4月1日時点で71万人を割り込み、70万8182人になったことが20日、県の推計で分かった。死亡数が出生数を上回る自然減が主な要因。国勢調査ベースで戦前の1940年(70万9286人)を下回った。

(18)龍馬記念館が新装オープン(4月)
 県立坂本龍馬記念館(高知市浦戸)が4月21日、展示を大幅に充実させてリニューアルオープン。2017年3月から開催中の「志国高知 幕末維新博」第2幕も同時開幕した。

(19)越知町に新キャンプ場(4月)
 高岡郡越知町の日ノ瀬地区のキャンプ場「スノーピークおち仁淀川キャンプフィールド」が22日オープン。アウトドア総合メーカー「スノーピーク」(本社・新潟県)が運営。建築家の隈研吾さんが開発に携わったコンテナ型宿泊棟「住箱(じゅうばこ)」も備えた。

(20)元小学校長4800万円着服(4月)
 土佐市の戸波小学校を3月末で退職した元校長(60歳)が、県管理職教員組合の預金約4800万円を不正に引き出していたことが23日までに分かった。高知署は9月29日、このうち251万円を着服した業務上横領容疑で元校長を逮捕。県教育委員会は元校長の退職金を全額不支給とし、事案を把握しながら報告しなかった県管理職教員組合の役員や委員を務める小中学校の校長20人と、教頭2人を減給などの懲戒処分や訓告にした。

(21)「むろと廃校水族館」人気(4月)
 室戸市室戸岬町の旧椎名小学校を改修した「むろと廃校水族館」が4月26日オープン。旧校舎や屋外プールを活用したユニークさに加え、ウミガメや身近な魚と間近で触れ合えることで大人気になり、約半年で来場者が10万人を突破。地域と連携して魅力を発信し、県東部地域の活性化に寄与していることが評価され、今年の「龍馬賞」に選ばれた。

(22)県漁協矢井賀で2700万円着服(4月)
 高岡郡中土佐町の県漁協矢井賀支所に勤務していた女性臨時職員2人=懲戒免職=が今年2月までの約10年間にわたり、代理業務を行っていた県信漁連の顧客口座などから計約2700万円を着服していたことが27日分かった。2人は着服を認めており、県漁協と県信漁連は4月27日付で2人を業務上横領容疑で須崎署に刑事告訴した。

(23)東部看護学校また頓挫(5月)
 県東部の看護師不足解消に向け、安芸市で看護専門学校設立を目指していた一般社団法人「高知東部振興協議会」が1日、学校設立を断念すると発表。設置計画書の提出を受けた県が、学生確保の見通しや資金計画の不十分さを理由に、承認しないと通知したため。県東部では、過去に安芸郡医師会が同様の計画を立て、断念した経緯がある。

(24)高校生6人大麻所持容疑(5月)
 高知東署は11日、大麻を所持したり、譲渡したりした大麻取締法違反などの容疑で、昨年7月以降、高知市内の高校に通っていた男子生徒6人を含む計12人を摘発したと発表。生徒らは音楽イベントなどを通じて大麻を入手し、ラップ仲間の間で売買していたという。

(25)「しんじょう君」アニメ化(5月)
 須崎市のキャラクター「しんじょう君」が初めてアニメ化されることになった。東京都のアニメーションスタジオが制作を担い、来年中に中国や台湾、日本国内でのテレビ放映を目指す。しんじょう君が世界を旅するストーリーが構想されている。15日にしんじょう君らが尾﨑正直知事を訪ね、事業展開を報告した。

(26)宿毛市で県内最大級水産加工施設(5月)
 幡多郡大月町で養殖マグロ事業を手掛ける道水(北海道函館市)の子会社、高知道水(大月町橘浦)の水産加工施設の起工式が5月16日、宿毛市坂ノ下の建設予定地で行われた。主に宿毛湾内の養殖魚の輸出を担う施設。2019年3月の完成予定で、県内最大級の水産加工施設となる。

(27)安田小教諭を覚せい剤容疑で逮捕(5月)
 京都府警は24日、覚せい剤取締法違反(使用)の疑いで、安芸郡安田町の安田小学校の男性教諭(36)=懲戒免職=を逮捕した。京都地裁は9月25日、懲役1年6月、執行猶予3年(求刑1年6月)の判決を言い渡した。

(28)「土佐寿司」県内外へ発信(5月)
 高知県の郷土寿司(ずし)を県内外に発信しようと、官民で組織する「土佐寿司を盛り上げる会」が31日発足。県内で伝統的に作られてきた郷土寿司で県内の食材、ユズなどのかんきつ酢を酢飯に使ったものを「土佐寿司」と定義。11月には高知県立大名誉教授の松崎淳子さん(92歳)によるサバ寿司のレシピなどを紹介した「土佐寿司の本」も発売された。

(29)ルネサス高知工場が閉鎖(5月)
 ルネサスエレクトロニクス子会社の高知工場(香南市)が5月31日、閉鎖した。県などが目指した従業員の雇用と一体的な工場承継は実現しなかった。1986年の三菱電機の進出以来、32年の歴史に幕を下ろした。協力企業を含めた従業員約330人のうち、約160人がルネサスグループの県外拠点に異動した。

(30)英国キュー植物画展開催(6月)
 世界遺産の英国キュー王立植物園が所蔵する歴史的植物画を公開する特別展が6月2日、県立牧野植物園(高知市五台山)で開幕。これまで英国外に出したことのない植物画の原画も含まれた。牧野植物園開園60周年記念展として8月5日まで開かれ、1万1760人が訪れた。

(31)飲酒運転の中村署員逮捕(6月)
 飲酒運転で当て逃げしたとして中村署は6月13日、道交法違反(酒気帯び運転、事故不申告)の疑いで同署刑事生活安全課の男性警部補(39歳)を逮捕。県警は7月20日、警部補を高知地検に書類送検し、同日付で懲戒免職処分にした。

(32)南国市に県内最大級古代建物跡(6月)
 県立埋蔵文化財センターが6月15日、南国市篠原の「若宮ノ東遺跡」の発掘調査で、飛鳥時代(7世紀後半)の大型掘立柱建物跡が見つかったと発表。古代では県内最大級の建物跡で、県立埋蔵文化財センターは「律令(りつりょう)国家が地方に設置した役所『評衙(ひょうが)』の施設の一部ではないか」と推測している。

(33)カシオ会長の樫尾和雄さん死去(6月)
 カシオ計算機を創業した4人兄弟の三男で、電卓「カシオミニ」や腕時計「Gショック」などの商品開発を主導した代表取締役会長、樫尾和雄さんが6月18日、東京都内の病院で死去した。89歳。「高知カシオ」(現オルタステクノロジー)の進出も指揮した。

(34)南国市シルバー人材センターで横領(6月)
 南国市シルバー人材センターで、2017年度までの7年間に1038万円の使途不明金が発覚し、前事務局長の女性(51歳)=懲戒解雇=が、そのうち807万円の横領を認めたことが6月22日までに分かった。

(35)パチンコ浜幸が自己破産申請(7月)
 高知市を中心にパチンコ店を経営していた「浜幸」(高知市和泉町)グループが7月2日、営業を停止し、自己破産申請の準備に入ったことが分かった。負債総額はグループ企業3社を含めて計約40億円。平成元(1989)年以降、県内では最大規模の経営破綻とみられる。

(36)県内でも西日本豪雨の爪痕深く(7月)
 各地で記録的な大雨となった西日本豪雨で県内でも3人が死亡。安芸市で安芸川の堤防が崩壊したほか、各地で土砂崩れや住民の孤立が相次いだ。7月7日には高知自動車道・上り線の立川橋が崩落。立川橋を含む大豊インターチェンジ(IC)―新宮IC間(18・3キロ)は、今も一部区間が片側1車線の対面通行となっている。

(37)ビキニ国賠認めず(7月)
 米国による1954年の太平洋・ビキニ環礁での水爆実験を巡り、周辺海域で操業していた高知県内外の元漁船員ら計45人が国を相手に、被ばく線量などを記した文書を故意に開示しなかったのは違法だとして計約6500万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が7月20日、高知地裁であり、西村修裁判長は原告の訴えを棄却した。「国が文書を故意に隠した」とする原告側の主張を認めず、元船員らの健康状態を追跡調査する国の法的義務も認めなかった。原告側は8月3日、判決を不服として高松高裁に控訴した。

(38)江川崎は暑さ「日本二」に(7月)
 7月23日の埼玉県熊谷市の最高気温が41・1度となり、2013年8月12日に41・0度を記録して以来、約5年にわたって国内最高気温をアピールしてきた四万十市西土佐江川崎が、PR看板を「日本二」「県内最高」に変更した。

(39)オーテピア開館(7月)
 県と高知市の図書館が同じ建物に入る全国初の合築(がっちく)という手法で整備した新図書館複合施設「オーテピア」(高知市追手筋2丁目)が7月24日開館。図書館の広さ、本の収蔵スペースの規模は中四国最大級という。

(40)高知商12年ぶり甲子園(7月)
 第100回全国高校野球選手権高知大会決勝が26日、春野球場で行われ、高知商業が明徳義塾を10―2で下して優勝。明徳の9連覇を阻み、12年ぶりの甲子園出場を決めた。8月の大会では惜しくも8強を逃した。

(41)高知市幹部が豪雨時に競馬旅行(7月)
 西日本豪雨のさなか、高知市の教育長と総務部長が他の管理職5人と北海道函館市へ競馬観戦などを目的に旅行していたことが7月27日までに分かった。出発時、高知市には災害対策本部が設置されており、教育長、総務部長は重要事項を意思決定する「本部員会議」のメンバー。教育長は引責辞任し、総務部長は更迭となった。

(42)園芸新プロジェクト始動(7月)
 環境制御などの先進技術を取り入れた「次世代型こうち園芸システム」の進化版を開発するプロジェクトが31日、立ち上がった。県内産学官が推進母体となる協議会を設立。向こう10年間で約73億円の事業費を投じ、県内外の130人の研究者らが参加し、作物の増収や農家の省力化につながる新システムの実用化を目指す。

(43)高知大も「軍事研究しない」(8月)
 軍事転用可能な基礎研究を助成する防衛省の公募制度を巡り、各地の大学で対応指針づくりの動きが広がる中、高知大学が制度への応募を認めない方針を決めたことが、2日までに分かった。高知工科大学、高知県立大学も「軍事研究を行わない」とする方針を既に定めており、県内全ての大学が公募制度に否定的な姿勢を示した。

(44)高知商業がまんが甲子園初V(8月)
 第27回全国高等学校漫画選手権大会「まんが甲子園」の決勝戦が8月5日、高知市九反田の高知市文化プラザ「かるぽーと」であり、7度目出場の高知商業高校が初の最優秀賞に輝いた。県勢の最優秀賞は1999年第8回大会の高岡高校以来19年ぶり3度目。

(45)キタムラが上場廃止(8月)
 全国に千店以上を展開する写真機材販売などのキタムラ(高知市)は8月6日、東京証券取引所第2部で取引される株式が上場廃止となった。TSUTAYAなどを展開するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(東京都)グループによる株式公開買い付けが成立し、同社の傘下で今後、事業構造の抜本改革を進める。

(46)高知市上空にブルーインパルス(8月)
 よさこい祭りの前夜祭が開かれた8月9日、高知市街地の上空で航空自衛隊アクロバット飛行チーム「ブルーインパルス」が展示飛行を披露した。空自側の打診を受けたよさこい祭振興会と県、高知市が初めて企画した。

(47)県大蔵書3万8000冊焼却(8月)
 高知県立大学が、永国寺キャンパスの大学図書館の図書や雑誌約3万8千冊を焼却したことが16日までに分かった。焼却した図書には「萬葉集古義」など戦前の郷土の希少本や、現在では古書店でも入手が難しい絶版本が多数含まれていた。利用価値のある本の大量焼却に、他に活用する方策がなかったのか、波紋を広げた。

(48)不正アクセスで県大の内部情報流出(8月)
 高知県立大学が管理するメールサーバーに何者かが不正にアクセスし、大学図書館の蔵書焼却問題や、課長の酒気帯び運転などに関する内部情報が8月20日、県大の教職員228人にメールで一斉送信されていたことが分かった。県大はサーバーを停止し、不正アクセス禁止法に抵触する疑いもあるとして県警に相談した。

(49)総体で県勢活躍(8月)
 8月20日までの全国高校総合体育大会で高知県勢が活躍した。レスリング競技で初優勝した男子55キロ級の清岡幸大郎(高知南2年)は、男女を通じて初の県勢制覇。飛び込み競技では、女子板飛び込みの宮本葉月(土佐女子3年)が県勢初の優勝を果たした。

(50)県庁でも障害者雇用水増し(8月)
 中央省庁に端を発した障害者雇用の水増し問題で、県内でも県の知事部局や公営企業局で障害者手帳を確認していない職員を雇用率に算定していたことが8月22日までに分かった。知事部局は、確認ができる2004年度以降、一度も法定率を満たしていなかった。

(51)全中野球で高知が初優勝(8月)
 8月23日に広島県呉市で行われた全国中学校体育大会の軟式野球の決勝戦で、四国代表の高知中学が東北代表の仙台育英秀光を2―1で破り、初優勝を果たした。高知県勢の優勝は2005年の明徳義塾以来13年ぶり5度目。

(52)LCCが高知県初就航へ(8月)
 格安航空会社(LCC)のジェットスター・ジャパンが8月29日、高知龍馬空港と成田空港、関西空港を結ぶ定期路線を開設すると発表。高知県初のLCC路線で、第1便は12月19日。格安で国際ハブ(拠点)空港と結ばれることになり、インバウンド(訪日外国人客)の大幅増や首都圏からの誘客が期待される。

(53)テナガエビ来年3月まで禁漁(9月)
 9月1日から来年3月までの7カ月間、県内の全河川でテナガエビ類が禁漁になった。資源回復を目的に県内水面漁場管理委員会が実施する県内初の試み。

(54)高野氏後援会長「たれ」配布(9月)
 自民党の高野光二郎参院議員(高知選挙区)の東京後援会長を務める日本食研ホールディングス会長が9月1日、高岡郡梼原町で講演した際、来場者のうち約200人に同社製の焼き肉のたれを土産として配った。講演会には高野氏も出席し、自身の後援会長だと紹介していた。後援団体の寄付行為や物品供与を禁じた公職選挙法との関係が問題になる可能性がある。

(55)浦ノ内湾のアサリ回復(9月)
 2015年から採捕が全面禁止されてきた浦ノ内湾(土佐市、須崎市)のアサリの資源回復が進み、採捕の条件付き解禁が決定。9月7日、地元小学生による久々の潮干狩りが「天王州」で行われた。魚の食害を防ぐ「かぶせ網」が奏功した。

(56)高知市の会社で4億円不明(9月)
 高知市内の空調設備会社で4億円余りの使途不明金が発覚し、高知東署は14日、700万円を着服したとして同社の元総務課長(40歳)を業務上横領容疑で逮捕した。外国為替証拠金取引(FX)の損失の穴埋めなどに使ったとみられ、11月30日の初公判で起訴内容を認めた。

(57)土佐清水市が日本ジオ逃す(9月)
 日本ジオパーク委員会は9月20日、日本ジオパーク加盟認定の最終審査を行い、土佐清水市の土佐清水ジオパークを昨年に続き事実上の“落選”となる「認定見送り」とした。取り組みを一定評価したが、観光拠点の活用や研究家との連携が不十分と指摘した。

(58)高知市公立中で給食完全実施(9月)
 高知市内の全ての公立中学校で9月25日、給食が始まった。近隣の小学校で調理してから運ぶ「親子方式」を軸に検討し始めてから20年以上。市内2カ所の給食センター完成に伴い、ようやく完全実施が実現した。

(59)窪津漁協68年で幕(9月)
 土佐清水市の窪津漁協が県漁協に来年4月1日に吸収合併され、39カ所目の支所となることが9月26日、県漁協の理事会で決まった。多彩な催しなどで情報発信して「頑張る漁協」とされてきたが、68年の歴史に幕を下ろすことになった。

(60)豊ノ島が13場所ぶり十両復帰(9月)
 日本相撲協会は、大相撲九州場所(11月)の番付編成会議を9月26日に開き、左アキレス腱断裂の影響により、2016年九州場所で幕下に落ちた元関脇豊ノ島(宿毛市出身、時津風部屋)が13場所ぶりに十両に復帰した。戦後6番目の年長記録。十両復帰の九州場所では11勝4敗の好成績を挙げた。

(61)宿毛市庁舎の高台移転可決(9月)
 宿毛市議会は9月28日、9月定例会で市庁舎を小深浦(こぶかうら)の高台へ移転する条例改正案を賛成多数で可決した。市は2021年度末の新庁舎完成を目指す。

(62)須崎署が樋田容疑者取り逃す(10月)
 大阪府警富田林署から逃走した樋田淳也容疑者(30)とみられる男が、8月末に須崎市の道の駅「かわうその里すさき」で、須崎署員から職務質問を受けていたことが10月4日、捜査関係者への取材で分かった。偽名を名乗り、府内で盗まれたとみられる自転車がそばにあったが、署員らは防犯登録を照会しなかった。

(63)丸三がルネサス跡進出(10月)
 コットン製品製造販売の丸三産業(愛媛県大洲市)が、閉鎖したルネサスエレクトロニクス子会社の高知工場(香南市)の買収を決め、10月4日、香南市と進出協定を締結した。来年夏に一部操業を始め、コットンの不織布やその素材を生産。フル操業時には100人の雇用を見込む。

(64)高知リハ来春「専門職大学」(10月)
 文部科学相の諮問機関「大学設置・学校法人審議会」は10月5日、4年制専門学校「高知リハビリテーション学院」(土佐市高岡町乙)の「専門職大学」新設を認めるよう答申した。全国で申請のあった17校中唯一の答申。高知リハビリテーション学院は2019年4月から専門職大第1号として新たなスタートを切る。

(65)大月町長が寄付行為(10月)
 幡多郡大月町の岡田順一町長が、本人名義で相撲大会に寄付したり、妻が地元の高齢者にようかんを配ったりしていたことが10月7日までに分かった。毎年秋に開かれる洞山(ほらさん)相撲大会へ2013~16年に5千~1万円を寄付。ようかんは妻が購入し、今年の「敬老の日」の9月17日、婦人会の弁当配布と一緒に配らせていた。公職選挙法に抵触する可能性がある。

(66)ヘルメット着用促進へ(10月)
 県議会9月定例会は10月12日、自民党が提出した「県自転車の安全で適正な利用の促進に関する条例」案を全会一致で可決した。安全教育やヘルメット着用などを促進する内容で、施行は2019年4月1日。

(67)県内にもKYB不正装置(10月)
 10月16日に明らかになった油圧機器メーカーKYBによる免震・制振装置のデータ改ざん問題で、県内の建物にも改ざんが疑われる免震用オイルダンパーが設置されていることが判明。県立高知城歴史博物館、南国署、高知市の総合あんしんセンター、高岡郡四万十町役場の東庁舎のほか、民間の建築物6件で、KYBは該当の建物について交換を前提に対応する方針。

(68)宿毛フェリー休止(10月)
 宿毛市と大分県佐伯市を結ぶ宿毛フェリー(本社・宿毛市)が、10月19日午前0時半の宿毛発便から運航を休止した。宿毛フェリーは燃料高騰を理由に「当分の間の休止」としている。再開のめどは立っていない。

(69)明徳・市川がヤクルトへ(10月)
 プロ野球のドラフト会議が10月25日行われ、明徳義塾高の市川悠太投手がヤクルトに3位で指名された。市川投手は高知市出身。2年生の春、夏、3年生の春の3季連続で甲子園に出場。2017年の明治神宮大会では、エースとして36年ぶりの優勝にも貢献した。

(70)伊方原発3号機再稼働(10月)
 四国電力は27日、伊方原発3号機(愛媛県伊方町)の原子炉を起動させた。3号機は、運転差し止めを命じた昨年12月13日の広島高裁決定前の昨年10月3日から定期検査で停止しており、再稼働は約1年ぶり。

(71)天皇、皇后両陛下16年ぶり来高(10月)
 天皇、皇后両陛下が27日、「明治150年記念 第38回全国豊かな海づくり大会~高知家大会~」出席と地方事情視察のため高知をご訪問された。両陛下の高知ご訪問は2002年の高知国体以来、16年ぶり。海づくり大会は両陛下が毎年参加する「三大行幸啓(ぎょうこうけい)」の一つで、来年4月30日で退位する陛下の三大行幸啓はこれで終了した。

(72)今井造船が休業(10月)
 造船国内最大手の今治造船(愛媛県今治市)のグループ会社で、船体ブロックの製造を担う今井造船(高知市仁井田)が10月31日、操業を停止した。戦前に創業した県内有力造船業の1社だったが、世界的に進む新造船の大型化に現行設備で対応するのが難しくなった。関連する雇用は60~70人程度。

(73)高知空港に新ターミナルビル案(11月)
 県は11月6日、高知龍馬空港に新ターミナルビルを整備する案を明らかにした。国際線に対応した税関・出入国管理・検疫(CIQ)のほか、ラウンジや商業施設などを備え、2021年度からの運用を見込む。

(74)一本釣りで明神勢がV7(11月)
 明神水産(幡多郡黒潮町)の近海一本釣り船「第123佐賀明神丸」の今年のカツオ、マグロ類の漁獲高が約5億2千万円で日本一となることが11月13日までに確実になった。「第123佐賀明神丸の1位は2012年以来。2013年からは「第83佐賀明神丸」が5年連続の日本一になっており、明神水産勢としては7年連続のトップ。

(75)片坂バイパス開通(11月)
 高岡郡四万十町金上野―幡多郡黒潮町拳ノ川間を結ぶ高規格道路「片坂バイパス」(6・1キロ)が11月17日開通。焼坂や久礼坂は高知自動車道の開通で克服されており、片坂は県西部で最後に残る交通難所だった。

(76)大川村が兼業規定緩和で条例検討(11月)
 土佐郡大川村が来年4月の村議選に向け、議員と団体役員らとの兼業規定を緩和する条例制定を検討していることが11月30日分かった。社会福祉や産業振興に携わる企業・団体の役職員らに兼業を認めることを想定している。

(77)群像新人評論賞に長崎健吾さん(11月)
 未発表の優れた評論に贈る第62回群像新人評論賞(講談社主催)の当選作に、高知市出身で東大大学院在籍中の長崎健吾さん(29歳)による柳田国男論「故郷と未来」が選ばれ、受賞作と選評が月刊文芸誌「群像」12月号に掲載された。

(78)高知市に進化版ツタヤ(12月)
 中四国TSUTAYA(広島市)とサニーマートグループのウイル(高知市)は3日、高知市南御座の卸団地内に「高知 蔦屋書店」をオープンさせた。東京・代官山などに展開されている進化版のツタヤで、飲食店やイベントスペースなど書店の枠を超えたサービスを提供する。

(79)県産と偽り中国産ショウガ販売(12月)
 中国産のショウガを高知県産と偽って販売したとして県警は4日、吾川郡いの町大内のショウガ販売・加工会社「西村青果」の社長(43)を不正競争防止法違反の疑いで逮捕。同社の偽装は先代の社長の時に始まったとみられ、県警が全容解明を進めている。

(80)高知県沖にまた米軍機墜落(12月)
 12月6日未明、室戸岬から南南東約100キロの上空で、米海兵隊岩国基地(山口県岩国市)に所属する空中給油機KC130とFA18戦闘攻撃機が訓練中に接触し、海上に墜落。KC130に5人、FA18に2人の計7人が搭乗していた。高知県沖では2016年12月にもFA18が墜落している。

(81)求人倍率上昇、人手不足も(通年)
 高知労働局発表の県内有効求人倍率は、1月の1・25倍から上昇傾向が続き、直近の10月は1・32倍で過去最高を更新。一方、企業などの人手不足感は強まり、事業拡張などを目指す上で懸念材料となっている。

(82)「西敷地」の混迷続く(通年)
 高知市追手筋2丁目の市有地「西敷地」利活用を巡る混迷が今年も続いた。岡﨑誠也市長は9月、高知大のサテライトキャンパスや移住者向け賃貸住宅などの複合施設(10階建て)を提案する民間業者に50年間賃貸する方針を示したが、岡﨑市長出席の下で開かれた市民説明会などで反対意見が続出。市は市議会12月定例会へ提出する予定だった賃貸に必要な関連議案の提出を先送りした。

カテゴリー: 社会


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