2018.11.25 08:40

浮世絵が印象派にどう影響 高知県北川村「モネの庭」で企画展

浮世絵と印象派の関係を分かりやすく解説したパネルが並ぶ会場(高知県安芸郡北川村のモネの庭)
浮世絵と印象派の関係を分かりやすく解説したパネルが並ぶ会場(高知県安芸郡北川村のモネの庭)
 日本の浮世絵がクロード・モネら印象派に与えた影響を解説する企画展「印象派と浮世絵のボタニカルアート展」が、高知県安芸郡北川村の「モネの庭マルモッタン」で開かれている。「志国高知 幕末維新博」の関連企画で12月10日まで。

 村出身の志士、中岡慎太郎が倒幕運動に奔走していた頃、日本は第2回パリ万博(1867年)に参加。そこに出展された浮世絵は、西洋の画家たちに衝撃を与えた。

 同園によると、当時のフランス画壇は、宗教画や肖像画など啓蒙(けいもう)的な作品が主体だった。一方、浮世絵は人物の特徴を強調し、風景の構図なども自由で大胆だった。「見えるものだけを描くことが絵ではないと、画家たちは知った」と解説している。

 会場には、葛飾北斎の花鳥画などから影響を受けたモネらが、浮世絵の構図や対象の描き方を作品に取り入れた様子がパネルやタペストリーで示されている。

 同園は「印象派と幕末の日本がつながっている歴史を知り、庭を楽しんでほしい」としている。

来月8日特別講演
 「モネの庭」は企画展に合わせ、12月8日に特別講演会を行う。ノンフィクション作家、馬場マコトさんと、すみだ北斎美術館(東京)の学芸員、五味和之さんが登壇。モネの生涯や浮世絵が西洋に与えた影響を語る。問い合わせは同園(0887・32・1233)へ。(北原省吾)

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カテゴリー: 文化・芸能幕末維新博観光安芸


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