2018.11.23 08:35

高知出身・山本医師がダブルバルーン内視鏡開発 小腸検査向上

「ダブルバルーン内視鏡」を手にする山本博徳医師(高知新聞社)
「ダブルバルーン内視鏡」を手にする山本博徳医師(高知新聞社)
疑問がものづくりの原点
 小腸の検査や治療の質を飛躍的に向上させた「ダブルバルーン内視鏡」は、2003年に市販され、世界中に普及した。先端に付いた二つの風船を交互に膨らませ、小腸の壁を固定しながら進む。開発した高知市出身の山本博徳医師(58)=自治医科大学教授=がこのほど帰郷し、「『なぜ』『どうして』と常に疑問を持つことが新しいものづくりにつながる」と語った。
 
■常識を疑う
 小腸は口からも肛門からも遠い上、6~7メートルと長く曲がりくねっている。従来の押し込むタイプの内視鏡では検査が難しく、長らく「暗黒の臓器」と呼ばれていたという。
 
 山本医師は約10年間にわたって高知で地域医療に従事した後、30代半ばから自治医科大で勤務。「内視鏡は小腸の奥には入らない」という当時の常識に対し、「おかしい」「どうしてなんだ」と疑問を持ち、試行錯誤を重ねて新しい内視鏡の仕組みを考案した。...

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