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2018.11.14 20:01

「ガーナのよさこい」が話題!投稿者に話をきいてみた

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【WEB限定】
 日本時間11月10日夜にTwitterに投稿され、話題を呼んでいる動画があります。鳴子両手にキレッキレのよさこいを踊るのは、アフリカ西部にあるガーナ共和国の人々。投稿後、瞬く間に拡散され、現在までに再生回数270万回以上、10万をこえる「いいね」が寄せられ、ネット上で注目を集めています。




 Twitter上では「来年高知のよさこい祭りに来てほしい!」「かっこよすぎる」という声も。そこで、この動画の撮影者であり、国際的なダンサーとして活動している中込孝規さん(@nakagome63)にオンライン取材を行い、ガーナのよさこいについて話を聞いてみました!


*中込孝規さんプロフィール*
1988年生まれ。大学卒業後、大手教育系企業勤務を経て、現在「世界とつながるダンス教室」代表。ストリートダンス(POPPIN)歴13年。「ダンスを通じて子どもたちの可能性・世界を広げたい」との思いから、日本全国・世界各地で講演会やワークショップを開催。2017年に、ダボス会議(世界経済フォーラム)により、世界の33歳以下の若手リーダー「グローバルシェイパーズ」に選出されるなど、世界的に注目されている。

 中込さんは現在、日本とアフリカの子どもをダンスでつなぐ国際的な活動の一環でアフリカに1ヶ月滞在中。動画が撮影されたガーナのよさこい祭りにはゲストダンサーとして招かれ、そこで見た現地の人々のダンスが「とにかくかっこいい!」と感動し、Twitterに投稿したとのこと。

在ガーナ日本大使館提供

 ガーナでのよさこい祭りは日本大使館と日本人会の主導で毎年行われており、カキ氷やボールすくいのお店が出るなど、現地の人々が日本文化にふれる場になっているそうです。サバの缶詰などの賞品も用意されるコンテスト形式になっており、おもに現地の小学生から高校生までの各学校の生徒約20人程で編成されるチームが今年は10数校参加。入賞めざして真剣に競いあいました。

在ガーナ日本大使館提供


 中込さんによるとガーナのよさこいは「年々進化している」そうで「2年前は個人技が多かったけど今年はみんなで合わせるようなチームプレイが魅力的だった」とのこと。2年前は、個人でバク宙や関節はずしの技を披露していたとか。関節はずしをよさこいに取り入れるなんて…クールすぎますね!

在ガーナ日本大使館提供

 また、気になったのが音楽。正調よさこいか、よさこいソーランの曲いずれかを必ず入れるルールはありますがミックス、アレンジは自由。多くはガーナでいま流行りの曲がチョイスされることが多いそうですよ。イケイケなアフロミュージックにあわせて踊るよさこい、最高ですね!

 世界各国、アフリカだけでも8~9カ国でダンスのワークショップなどを経験してきた中込さんいわく、ガーナのダンスは「個人のダンスも楽しめるし、チームのダンスでも魅せられるのが特徴」なのだとか。「ガーナのダンスと日本のダンスが融合して新しいものがうまれている感じが、エネルギーがあふれでていて、とにかくかっこいいんです!生で見てほしい!」とアツく語ってくれました。ガーナよさこいを高知で見られる日が来ることを願うばかりです!

◆高知とガーナ 交流の歴史◆
 ところで、なぜガーナでよさこい…?と思った方も多いかもしれませんが、実はガーナとの交流は15年以上前から。高知市出身で当時の駐ガーナ大使だった浅井和子さんの発案で2002年に、ガーナでよさこい祭りが開かれたのが始まりで、以来よさこいを軸にした交流が続いています。

高知大学のはっぴを着て踊るガーナの人々(2002年高知新聞社・記者撮影)

  また、土佐高校卒業生らでつくる「ガーナよさこい支援会」は2005年から毎年、ガーナから高校生を日本各地に招待し交流を深めています。さらに、ガーナ国内最大規模かつ最古の歴史をもつガーナ大学の学長オウスさんは、過去に高知大学に7年半留学し、昆虫学などを学んだ経験をもつ人物。高知を「ホームタウン」として度々高知を訪れ、今でも親交をもち続けています。意外にも深いつながりの歴史があった、ガーナと高知。いつの日かガーナのよさこいを高知で見てみたいものですね。

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