2018.11.10 08:40

子ら鬼に追われ山里に響く笑いと悲鳴 高知県仁淀川町で秋の大祭

鬼の面に追われて逃げ惑う児童ら(高知県吾川郡仁淀川町の別府小学校=佐藤邦昭撮影)
鬼の面に追われて逃げ惑う児童ら(高知県吾川郡仁淀川町の別府小学校=佐藤邦昭撮影)

 高知県吾川郡仁淀川町森地区で11月8日、鎌倉八幡宮の秋の大祭が営まれた。みこしが地区内を練り歩く際、毎年近くの別府小学校や保育所を訪れて鬼や獅子狛(ししこま)の面が子どもたちを驚かすのが恒例行事となっており、今年も秋の集落に子どもたちの悲鳴と笑い声が響いた。

 同八幡宮は古くは、現在同校がある辺りにあったが、その後地区中心部の鷹森山の山頂に移ったとされる。大祭ではみこし行列が同校まで練り歩き、校庭に設けられた「御旅所」で神事を行う。その際、てんぐのような「鼻高(はなたか)」と鬼、獅子狛の面を着けた3人が子どもらを驚かすのが恒例となっている。

 竹や木の枝を打ち鳴らしながら鬼たちが校舎に入ってくると、児童らは「面が来たぞーっ」と叫びながら逃げ回った。泣きだす下級生を上級生が抱えて逃げたり、鬼との間に立ちふさがって守ったり。最後は「ばいばーい」と手を振り、面たちの奮闘をたたえていた。

 行列はその後、ふたば保育所へも向かい、面に追いかけられた園児らは保育士にしがみつきながら「いい子になります」と誓っていた。(森田千尋)

カテゴリー: 社会文化・芸能教育高吾北


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