2018.11.06 08:40

小学生女子相撲で高知県内初・全国3位 山田小5年の山下さん

全国大会で3位に入賞した山下さくら子さん。入賞後も県内の大会で男子に挑んだ(高知県土佐市の宇佐黒潮相撲場)
全国大会で3位に入賞した山下さくら子さん。入賞後も県内の大会で男子に挑んだ(高知県土佐市の宇佐黒潮相撲場)
「来年は優勝を」
 10月に大阪府で開かれた「第21回全日本小学生女子相撲大会」で、高知県香美市土佐山田町の山田小学校5年、山下さくら子さん(11)が5年生の45キロ未満級で全国3位に輝いた。女子小学生の全国大会での上位入賞は県内で初めて。大会初出場での快挙に、山下さんは「入賞できると思わなかったのでとてもうれしい」と喜んでいる。

 山下さんは父と兄2人が空手をする一家に生まれ、5歳の頃から空手を習い始めた。小学3年の時に出た地元の小学生相撲大会で負けたのがきっかけで、「悔しくて次は負けたくないと思った」と、兄2人が通っていた高知市長浜の南海少年相撲クラブに入門した。

 週2回ある空手の練習を続けながら、南海少年クラブや長男の丈一郎さん(17)が通う高知工業高校の相撲クラブで、次男の武蔵さん(13)=香美市・鏡野中2年=と共に週4回の稽古に励み、小柄ながらもスピード感あふれる取り口を磨いた。

 当初は男子相手でも負けなかったが、高学年になり男子の体格が大きくなるにつれ、だんだん結果が出なくなってきた。一時期は「相撲が嫌になっていた」というが、父の大輔さん(44)に「女子だけの大会やったら通用するはず」と背中を押され、全国大会に初めて出場した。

 「全日本―」は1999年に始まった国内最大規模の大会で、5年生の45キロ未満級には19人が出場した。山下さんはまわしを取って前に出る得意の寄りで2連勝。準決勝は土俵際での相手の投げ技に逆転負けしたが、堂々の3位入賞で「緊張したけど勝ててよかった」と笑顔を見せた。

 南海少年クラブによると、過去には全国大会の一般の部で県内の女子選手が入賞したことはあるが、小学生の上位入賞は初という。

 山下さんは今回の成績で「自信がついた」と喜ぶ一方、悔しさもあるようで「頭から当たって前に出る相撲で来年は優勝したい」。一度は消えかけたやる気をみなぎらせて稽古に取り組んでいる。(仙頭達也)

カテゴリー: スポーツ香長

ページトップへ