2018.10.22 08:40

がん患者支える社会に 高知県南国市で命のリレー

家族ら歩いて交流
がん患者や家族を支える社会を目指してリレーする参加者(高知県南国市の高知大医学部グラウンド)
がん患者や家族を支える社会を目指してリレーする参加者(高知県南国市の高知大医学部グラウンド)
 がん患者やその家族らの思いを共有し、24時間交代で歩き続ける慈善イベント「リレー・フォー・ライフ」が21日正午まで高知県南国市岡豊町小蓮の高知大学医学部グラウンドで行われた。患者や医療関係者らが励まし合って歩き、がんで苦しむことのない社会への願いをつなげた。
 
 米国で33年前に始まった命のリレーは世界30カ国、国内でも約50カ所に広がる。高知大会は実行委員会(松浦喜美夫委員長)と日本対がん協会の主催で11回目を迎えた。
 
 20日正午、がんを克服した人たちが横断幕やのぼり旗を手にリレーを開始。続々と参加者が訪れ、患者らと抱き合ったりハイタッチしたりして、歩く輪を広げていった。
 
 夜はコース沿いにキャンドルがともされ、「あなたは1人じゃないよ」「未来に向かって一歩ずつ」などのメッセージが浮かんだ。会場には交流スペースや健康相談のテントが並び、コンサートも開かれラリーを盛り上げた。
 
 8年前に子宮頸(けい)がんを発症した医師の田所園子さん(49)は「手術後も頭からがんの消えた日はない。普段は泣くこともできない患者もいる。ここに来ると心が解放され、生きている喜びを感じる」と話した。
 
 参加費の一部や会場の売り上げは、協会を通じてがんの研究機関や支援団体に寄付される。(大山哲也)

カテゴリー: 社会医療・健康ニュース香長


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