2018.10.17 08:35

高知県馬路村の金林寺に1500個の灯 「厨子」制作500年記念

キャンドルが飾られた金林寺境内と薬師堂(馬路村馬路)
キャンドルが飾られた金林寺境内と薬師堂(馬路村馬路)
 高知県安芸郡馬路村にある国の重要文化財、金林寺薬師堂で本尊を安置する仏具「厨子(ずし)」が造られて今年で500年になる。10月16日には記念のキャンドルが境内にともされ、17日にかけて仏像の開帳や講演も行われる。

 金林寺は、四国霊場26番札所・金剛頂寺(室戸市)を建立するため、村の材木を切り出す拠点として建てられたと伝えられる。本尊の薬師如来座像(高さ92センチ)を納める厨子は、天板に記された年(1518年)から室町時代の作。薬師堂は2002年に国の重要文化財となった。

 記念行事は寺や村文化協会などでつくる実行委の主催。この日は「前夜祭」で、薬師堂周辺や境内に約1500個のキャンドルがともされ、二胡(にこ)のコンサートも行われた。また本尊と、その左右に安置されているいずれも国の重要文化財、不動明王立像と毘沙門天立像が開帳された。

 住職の垣上圓介さん(67)は「薬師堂が守られてきたのは、地域の方々のおかげだ。文化財として継承するため、若い人にもお寺に足を運んでもらえれば」と話している。

 17日午前10時からは「本祭」が行われ、県東部の仏像調査に携わった多摩美術大学の青木淳教授(元高知女子大助教授)の講演などがある。入場無料。(北原省吾)

カテゴリー: 社会安芸


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