2018.10.15 08:34

10/21高知県「四万十川ウルトラマラソン」ボランティアが支える

「ボランティア一人一人が与えられた仕事をやることが大事」と話す松本真一さん(四万十市一条通5丁目)
「ボランティア一人一人が与えられた仕事をやることが大事」と話す松本真一さん(四万十市一条通5丁目)
24大会皆勤の72歳・松本真一さん
選手の礼励み「体動く限り」
 「第24回四万十川ウルトラマラソン」が21日、高知県四万十市と高岡郡四万十町の四万十川流域で開かれる。今年も約2600人がエントリー。地域の一大イベントに成長した大会を第1回からボランティアで支えているのが松本真一さん(72)=同市一条通5丁目。松本さんは「ボランティアも大会の主役。体が動く限りは続ける」と間近に迫った本番を楽しみにしている。
 
 松本さんはオートバイなどの整備業をしながら1978年から県交通安全協会中村支部に所属し、街頭指導などの啓発活動に尽力している。交通整理などのマラソンボランティアを募集する新聞記事を見て「これは自分にうってつけ」と申し込んだという。
 
 全大会で一般車両の規制などを担当してきた。思いの外、選手や観光客、住民らでコースが混雑するケースもあったが、「交通整理は得意やけん」と手際よく対応してきた。過去には、コース用照明に用いる発電機の使い方を市職員が知らなかったこともあり、「仕事で慣れてる自分が代わりにやった」と笑顔で振り返る。
 
 毎年、ランナーから多い質問が給水所やゴールまでの距離。そのため、事前に頭にたたき込んでから大会に臨む。「選手が手を振ってくれたり、ありがとうと言ってくれたりしたら気持ちがえい」とやりがいを話す。
 
 土砂降りの雨で、びしょぬれになり大変な思いをした大会もあったが、「同年代で走っている人もおる。やめたいと思ったことはない」ときっぱり。その上で「ランナーに少しでも四万十市のことを好きになってもらえたらうれしい。今年も責任感を持って取り組む」と意欲に衰えはない。
 
 大会は100キロと60キロの部で実施。今年は47都道府県から4845人(県内871人)の申し込みがあった。給水所の準備やメダルの配布など、地元の中高生や地域住民ら約1800人がボランティアとして大会をサポートする。100キロの部は午前5時半に四万十市の蕨岡中学校を、60キロの部は同10時に四万十町の「こいのぼり公園」をそれぞれスタートし、いずれも県立中村中学・高校のゴールを目指す。(山崎友裕)
 
コース一部変更
 今年の四万十川ウルトラマラソンは、岩間沈下橋の通行止めなどを受けて、一部コースが変更される。
 
 これまでは69キロ付近の岩間沈下橋を国道441号側から渡り、その先の市道を通るコースだった。しかし、今回は渡らずに国道を下流側へ進み、茅生大橋を渡った先で折り返すこととした。
 
 9キロ付近の竹屋敷地区では西日本豪雨の際に発生した土砂崩れの影響で仮設歩道を通ることになる。実行委は「コース変更となった地点は警備員を増員させ、安全対策を図った。ランナーが混乱しないように努めたい」としている。

カテゴリー: スポーツ幡多高幡

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