2018.10.07 08:40

四万十町民ミュージカル「谷干城一座」があす10/8に熊本公演

ゆかりの地で初披露
初の熊本公演に向けて稽古を重ねる「谷干城一座」(高知県高岡郡四万十町六反地)
初の熊本公演に向けて稽古を重ねる「谷干城一座」(高知県高岡郡四万十町六反地)
 高知県高岡郡四万十町出身の明治の元勲、谷干城(たてき)(1837~1911年)の生涯を描く町民ミュージカルが8日、熊本市の「くまもとお城まつり」で初めて披露される。会場の熊本城は、1877年の西南戦争で熊本鎮台司令長官の干城が薩摩軍から死守し、名将として声望を高めた地。劇誕生から19年、ゆかりの地での公演に一座は「干城は熊本の名士。魅力の再発見につなげたい」と張り切っている。
 
 ミュージカルは、町商工会主催の秋の「谷干城まつり」で披露される街頭劇。2000年、予算削減に伴い、目玉の仮装パレードの代わりに始まった。時事ネタと史実、ユーモアを融合させ、毎年シナリオを変える趣向が評判を呼んでいる。
 
 両市町は、昨春の「志国高知 幕末維新博」開幕を機に干城の発信で連携。今回の出張公演につながった。一座の公演は27回を数え、「維新博」の開幕舞台など町外での経験も豊富。初の県外公演が熊本とあって「夢がようやくかなう」と気合十分だ。
 
 シナリオは、戊辰戦争から熊本城攻防戦に至る1868~77年が舞台。西郷隆盛率いる薩摩軍の包囲を突破し、救援に駆け付けた会津藩元家老、山川大蔵との出会いと友情を描く。
 
 2日夜に行った通し稽古には、裏方を含む総勢17人がそろい、声の大きさや立ち位置などを入念に確認。窪川中学校3年生4人の女子ダンスユニット「コドモアーズ」も鳴子を手に、振り付けを体に覚え込ませていた。
 
 熊本城近くに司令官像が立っており、熊本県民には「軍人」の印象が強い干城だが、第2代学習院院長や農商務大臣、貴族院議員などの顔も持つ。プロデューサーの田村真則さん(61)は「弱者の立場に立った政治家であり、教育者。彼のさまざまな人物像に興味を持ってほしい」と話している。(横田宰成)

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