2018.10.02 08:45

助けて!わんにゃん お便り特集(中)松岡さんに賛否

 連載「助けて!わんにゃん 高知の動物愛護を追う」のお便り特集2回目は、「高知にゃんわんの家」代表、松岡理香さん(52)=香南市=への賛否の声です。県内では最も頼りにされる保護猫活動家ですが、個人の活動としては限界を超えている側面も。猫問題で救われた人も多いだけに、意見は真っ二つです。(編集委員・掛水雅彦)

松岡さん、ありがとう【高知市、匿名(50代女性)】
 2015年6月、家の庭に子猫が現れました。わが家には車もなく、動物病院にも行けません。飼うつもりはなかったのですが、敷地内に居着いてしまいました。

 高知市の旧町村役場庁舎に相談しましたが、「警察へ」と言われ、何の役にも立ちませんでした。翌年、その猫から子猫が生まれ、2017年春には親子ともに出産。数匹は譲渡できましたが、子猫が5匹残り、夏から秋にかけてまた、親子で出産。さらに7匹増えてという事態になりました。

 秋に高知市内で「地域猫」に関するセミナーがあったので参加してみました。「車がないので動物病院へ連れて行けない」と相談すると、「タクシーで行ってください」とのアドバイス。1回の往復が2千~3千円の負担になるし、10匹以上おり、ケージも持ってないので、どうすればいいのか分かりませんでした。

 知り合いも知識もなく困っていたところ、松岡理香さんのことを知り、連絡すると、あっという間に話が進み、捕獲器やケージも借りられ、1週間で8匹を不妊去勢手術し、子猫については譲渡できました。譲渡先のお宅や病院への運搬もしていただき、本当に親切にしていただきました。

 わが家の庭には今も、親からその孫まで8匹(すべて不妊去勢手術済み)が出入りし、仲良くしています。餌を与えるのは無責任かもしれませんが、高知市保健所の担当の方には、いろんな事情の人間がいることも分かってほしいと思います。松岡さん、ボランティアさん、ありがとうございました。


私も多い時は30匹 【室戸市、浅田幸(48)】
 連載、面白かったし、考えさせられました。私の実家も昔は、多い時で30匹ほど猫がいました。累計だと100匹は超えたでしょうか。今は4匹です。

 猫の正しい飼い方を知らず、最初に飼った雌1匹を屋外へ出していたら、ねずみ算式に増えました。猫ちゃんたちは、かわいかったのですが、近所からふん尿や悪臭への苦情がきたり、毒餌をまかれ、何匹も不幸な死に方をしました。

 私は犬や猫が好きで、小さい時から、よく捨て犬や捨て猫を見るとかわいそうに思って拾いました。だから、犬の譲渡ボランティア、宿毛市の吉村義文さんや、香南市の松岡理香さんたちを、応援したくなりますし、松岡さんの隣人のIさんの怒りもわかります。実際、私も猫がたくさんいたころの後半は、悪臭に耐えられず、近所の祖父母宅に居候したこともあります。

 でも、犬や猫が臭いことで、動物に罪はないんですよね。犬や猫を臭いと思ったり、言ったりすることは、かわいそうです。どうしたら犬猫を助けて、人間もみんな幸せになれるのかな? 私も考えていきたいです。


餌やりされて迷惑【高知市、もも(女性)】
 正直、ここまで保護活動をされてる方がいらっしゃるとは思わなかったこと、無責任な飼い方をされてる方が多いこと、動物病院の高額なこと、全てに驚かされました。

 最近、小型犬を飼おうかと思っておりましたが、確かに病気にもなるだろうし治療費もかかる。きちんと家族で話し合ってから飼うことにしました。

 野良猫に関してはわが家の周りでも大変迷惑しておりました。一番腹立たしいのは、夜中に餌をまきに来る人です。夜中ということは少なからず悪いことをしている意識があるのだと思います。非常識なのは、わが家の敷地内に餌をまいていくことです。

 朝、子どもが登校の際に見つけ、私に怒って教えてくれました。猫が家の周りに寄ってくるし、庭のふん尿の臭いはたまりません。近所の方が、その年配女性が餌をまいているところを見つけ注意したそうです。そのおかげか、最近は餌まきも見掛けなくなり、猫もいなくなりました。

 自分も含めて無責任な飼い方はやめないといけないと思います。最期まで責任をもって飼うことが責務だと。

 松岡理香さんをはじめ皆さんの愛護活動には頭が下がりますが、松岡さんの隣人、Iさんの気持ち(犬の鳴き声やふん尿の臭いへの怒り)も私には痛いほど分かります。何事も常識の範囲内が求められると思います。


保護するなら山中で 【県内、匿名(70代女性)】
 私は動物が苦手です。5年前、裏隣で70歳前の夫婦がシバイヌを飼い始めました。しつけをしないため、鳴き声でトラブルになりました。毎朝、4時半から6時まで、昼間は家人がいない間の2時間ほど、キャンキャン鳴きっぱなし。私は不眠症になり、医者に行き、警察にも相談し、保健所を紹介され、そこから訪問指導してくれたと思います。しかし、効き目はありません。今は犬も分別がついたのか、早朝は吠(ほ)えなくなりました。昼間はうるさいです。

 保健所へ行った時、私のように犬猫で困っている人の相談の多さに驚きました。連載を読んでいた時、被害者側のことを筆者は考えているのかと疑問に思っていました。そして最後で松岡理香さんの隣人、Iさんの怒りの記事で、やっと救われた思いになりました。

 確かに保護活動家の方々のおかげで命が救われています。一番駄目なのは捨てる人です。しかし、常識で考えて、猫100匹、犬6匹は普通じゃない。あんまりです。保護したいなら、人里離れた山中じゃないといけません。

 1匹の犬で私は精神が不安定になって、24時間、裏隣の夫婦に憎しみが募る日々でした。年月がたち、やっと落ち着きました。それゆえIさんの気持ちが痛いほど分かります。
 子猫が生まれて飼育できないのなら、猫を飼い始めた時点で避妊去勢を義務づけるか、法律で罰するしかないのではないでしょうか。

Iさんに同感です 【高知市十津、クニさん(70代)】
 連載第2部の最終回を読み、Iさんに同感です。猫100匹、犬6匹を保護していたとあるが、保護主である松岡理香さんが、病気やけが、交通事故などで入院、もしくは、自然災害などで避難しなければならないなど、万が一の場合、世話する代理人、後継者をかまえているのでしょうか。

 松岡さんの気持ちは分かりますが、感情の赴くまま、後のことを考えずに飼い続けるのは無責任です。

 ところで、私の近所で猫に「かわいそう」と餌を与えて繁殖させている人がおり、その猫が道路に飛び出し、車の急ブレーキをかけたこともあるし、ふん尿でも随分、迷惑を被っています。「そんなにかわいけりゃ、自分の家の中へ入れろ」と注意するが、無視され腹が立ちます。

 かと思えば、野良猫が4匹居着いて、「これ以上増えてはいけない」と、取りあえず自腹で全匹、不妊去勢手術した人もいます。1匹で雄は8千円、雌は1万8千円もかかったそうで、それほどかかるとは驚かされた。

 また別の人では、猫に首輪とリードを付けて、犬のように散歩させています。これは人も猫もお互いに安心。ぜひ、そういうことが広がってほしいと願います。
 

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カテゴリー: 助けて!わんにゃん社会


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