2018.09.26 08:00

小社会 鹿児島県の薩摩半島と屋久島の中間に位置する硫黄島…

 鹿児島県の薩摩半島と屋久島の中間に位置する硫黄島。主峰の硫黄岳が白煙を上げ続ける火山の島で、周囲の海域には鬼界カルデラが広がる。約7300年前の巨大噴火でできた陥没地形だ。

 この噴火で巨大な火砕流が発生し、当時南九州で生活していた縄文人は全滅したとみられる。はるか海を渡って突然襲ってきた高温、高速の火砕流に、人々はなすすべもなかったに違いない。植物相がようやく回復したのは数百年後のこととされる。

 過去最大規模だった約9万年前の阿蘇カルデラの巨大噴火は鬼界とは比べものにならない。同じような噴火が起きれば、四国電力の伊方原発は大丈夫なのか。広島高裁は昨年12月、立地条件が適切でないとして、3号機の運転を差し止めた。

 多くの人が驚いた決定に対する異議審で、広島高裁が出したのは再稼働を認める正反対の結論。破局的な噴火が起きる可能性の根拠が示されていないから、火砕流が到達する可能性は小さい、との理屈だ。

 日本の火山全体で巨大噴火が起きる確率は1万年に1回程度とされるが、現在の火山学では巨大噴火の発生を正確に予測できない。もし原発が巻き込まれたら想像を絶するような事態を招くだろう。そのリスクを大きいとみるか、小さいとみるか。人それぞれの捉え方は当然といえる。

 「自然を相手に絶対はない」ことを繰り返し思い知らされてきた。その教訓は忘れたくない。


9月26日のこよみ。
旧暦の8月17日に当たります。かのと とり 九紫 赤口。
日の出は5時56分、日の入りは17時58分。
月の出は18時55分、月の入りは6時38分、月齢は16.4です。
潮は大潮で、干潮は高知港標準で0時22分、潮位53センチと、12時36分、潮位46センチです。
満潮は6時25分、潮位197センチと、18時47分、潮位197センチです。

9月27日のこよみ。
旧暦の8月18日に当たります。みずのえ いぬ 八白 先勝。
日の出は5時57分、日の入りは17時57分。
月の出は19時29分、月の入りは7時36分、月齢は17.4です。
潮は中潮で、干潮は高知港標準で0時52分、潮位46センチと、13時06分、潮位53センチです。
満潮は7時01分、潮位197センチと、19時12分、潮位196センチです。

カテゴリー: 小社会コラム


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