2018.09.19 08:35

高知県香美市をアートで彩る 10/27~県外作家が滞在制作展示

制作の下見に訪れた大和由佳さん(中央)と、滞在制作を企画した西奥栄利子さん(左)、服部麻子さん(香美市香北町永野)
制作の下見に訪れた大和由佳さん(中央)と、滞在制作を企画した西奥栄利子さん(左)、服部麻子さん(香美市香北町永野)
古民家や田畑が会場
 県外の芸術家が地域に滞在し、古民家や田畑で作品を制作展示する「アーティスト・イン・レジデンス」が高知県香美市香北町で10月27日から行われる。現代アートの女性作家がこのほど同町を下見に訪れ、制作の方向性を模索した。
 
 地域をアートで彩る活動を広げようと同町の有志で結成した「AirLite Kochi(エアライト コウチ)」が企画し、今秋、県内各地で展開される第68回県芸術祭の助成事業の一つに選ばれている。
 
 「Air Kochi」のメンバー、西奥栄利子さん(41)は、京都市の美術短大で現代アートを学び、夫の起一さん(50)と共に国内外で創作活動していた。
 
 同町に移住し、カフェなどを経営して10年。一つの節目を迎え、「自分たちが培ってきたことを地域に生かせないか」と考えるようになった。
 
 かつて、夫妻で滞在制作に励んだ経験があることから、移住仲間の服部麻子さん(42)らと「―レジデンス」を企画。主にインスタレーションで活躍する全国的な美術家、大和由佳さん(39)=埼玉県=を招くことになった。
 
 大和さんは11~15日、下見で初めて来高。築150年の古民家、地域の田畑、物部川、伝統文化のフラフなどに触れながら制作の方向性を探っていた。
 
 大和さんは「山川に囲まれた田んぼは気持ち良く、住民も親切」と印象を語り、「土地や住民との関わりから、今この瞬間の『暮らしの中から飛び出たもの』を表現したい」と話していた。
 
 滞在制作は10月27日~11月16日、展示は同17~25日に行う。展示期間中、大和さんによるワークショップ、群馬県の太田市美術館の小金沢智学芸員によるトークショーも行われる。問い合わせは事務局(0887・59・3759)へ。(竹内将史)

カテゴリー: 文化・芸能香長


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