2018.09.14 08:37

高知に根差す性教育を 高い中絶率 性感染症は少ない?

「性教育は心の教育」と語る渡会睦子教授(高知市の県看護協会)
「性教育は心の教育」と語る渡会睦子教授(高知市の県看護協会)
現状把握し地域ぐるみで
渡会・東京医療保健大教授が講演

 地域に根差した性教育の在り方を考えるシンポジウムがこのほど、高知市朝倉己の県看護協会で開かれた。保健師として性教育に取り組んだ経験から、「生きる力」を育む性教育を全国に発信する渡会(わたらい)睦子・東京医療保健大学教授が講演。県内の保健師、助産師、養護教諭が日頃の活動を紹介し、連携の在り方を考えた。

 講演では性の問題について、渡会さんが二つの指標を示した。

 一つは人工妊娠中絶の実施率。2016年度のデータでは、高知は女子人口千人当たり8・4件で全国ワースト5位。20歳未満から49歳までの5歳刻みで出したどの年代もワースト10位以内で、「高知は中絶率の高い県」と読み取れる。

 一方で、性感染症に目を向けると、「性器クラミジア」の2015年の定点医療機関当たりの報告数は他県と比べると極端に少ない。数字を見ると、「高知は性感染症の少ない県」となるが、「中絶が多いのにクラミジアが少ないということはあり得ない」と渡会さんは否定する。...

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