2018.09.14 08:32

回顧30年(2) 平成の災害「想定外」続く

高知市東部が水没した「’98高知豪雨」(平成10年9月25日、高知市東部の上空から県警ヘリ撮影)
 太平洋に面し、自然災害との闘いを宿命付けられてきた高知県。平成の30年間も、数々の台風や豪雨に見舞われてきた。一方、南海トラフ地震は「未災」のまま、地底でひずみの蓄積が続いている。

 県都が水没した平成10年の「’98高知豪雨」、県西部で記録的な豪雨となった平成13年の「’01高知西南豪雨」。そして今年、県内で初めて大雨特別警報が発表された「西日本豪雨」。

 いずれの災害も、県内に大きな傷痕を残したのは局地的なゲリラ豪雨だった。かつて「台風銀座」と呼ばれた高知県だが、予想の難しい「想定外」の脅威が強まっている。

 昭和21年に起きた南海地震の記憶が薄れゆく中、「想定外」の地震、そして津波の恐ろしさを嫌と言うほど突き付けたのが平成23年の東日本大震災だった。県民の防災意識は一変し、津波に備える避難タワーや避難路の整備が一気に進んだ。

 次の風水害、次の地震に向け、私たちの備えは十分だろうか。平成高知の災害史を振り返り、新しい時代の防災を考えたい。...

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カテゴリー: 環境・科学


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