2018.09.13 08:38

特殊詐欺、若者もご用心 高知・窪川署「劇団おまわり」が手口実演

「劇場型詐欺」の手口を実演する「劇団おまわり」の団員たち(四万十町の四万十農協会館)
「劇場型詐欺」の手口を実演する「劇団おまわり」の団員たち(四万十町の四万十農協会館)
 寸劇で特殊詐欺被害の防止を訴えている高知県の窪川署の「劇団おまわり」がこのほど、高岡郡四万十町榊山町の四万十農協会館で公演した。笑いを織り交ぜながら「劇場型詐欺」の手口を紹介し、「最近は若者の被害が急増。のこのこ電話したらいかんぜよ」と呼び掛けた。
 
 劇団は、振り込め詐欺被害の急増を背景に2008年結成。近年は住民らも加わり、町の劇団としても親しまれている。
 
 JA四万十の感謝祭に合わせた6日の公演には、町職員や司法書士らを含む8人が出演。1人暮らしの25歳の男性に「消費料金に関する訴訟最終告知」とするはがきを送り、弁護士や業者役が次々と電話で不安をあおる架空請求の劇場型詐欺を実演した。
 
 犯人グループ役の4人は、「仕事や子育てで忙しく、詐欺の内容を知らん若者が今後のかもよ」と悪だくみ。スマホゲームの未払い金1万円を請求し、トラブルの解決金としてさらに10万円を要求した。
 
 被害男性役が指示通りに電子マネーをコンビニで購入する様子に、約200人の来場者は「子どもや孫にも教えないかん」などと話し合っていた。
 
 窪川署管内では7月、法務省をかたるはがきをきっかけに町内の60代女性が1010万円をだまし取られる事案が発生。全国の特殊詐欺被害は、若者と高齢者がほぼ同じ件数といい、窪川署員は「少額だからと遠慮せず、気軽に警察に相談を」と注意を促した。(横田宰成)

カテゴリー: 社会高幡


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