2018.09.11 08:34

「ぶ酎ハイ」じわり浸透 高知県四万十市でブシュカンPRに一役

中村駅―宿毛駅間を運行し市民らでにぎわった「ぶ酎ハイ列車」
中村駅―宿毛駅間を運行し市民らでにぎわった「ぶ酎ハイ列車」
土佐くろしおイベントも盛況
 高知県四万十市が産地化に取り組むブシュカンを使ったチューハイ「ぶ酎(ちゅ)ハイ」が、四万十市内の飲食店でじわじわ浸透し、知名度アップに一役買っている。このほど、土佐くろしお鉄道の中村―宿毛駅間で「ぶ酎ハイ列車」が運行し、市民らが飲み物、料理でブシュカンを楽しんだ。

 ブシュカンは独特の香りと酸味が特徴のかんきつ。ぶ酎ハイは、ブシュカンの加工品販売などを手掛ける「四万十ぶしゅかん」が4年ほど前に開発したシロップ入りの割り材を使って作る。業務用には果汁のみのタイプもある。

 同社の調べでは、四万十市内で酒卸店からこの割り材を仕入れている飲食店が42軒ある。青玉が出回る今の時季は、炭酸割りの焼酎にブシュカンを搾って独自に出す店もあり、ぶ酎ハイ提供店は数字以上に広がっているようだ。皮を料理に使う飲食店も少なくなく、「果汁より皮が好き」と話す店主もいる。

 四万十ぶしゅかんの営業担当、佐竹貴子さん(36)は「ぶ酎ハイなどでPRしながら、単価の高い青玉の出荷にも力を入れている。東京の高級フレンチレストランとの商談もできた。市外ではまだまだ低いブシュカンの知名度を高めていきたい」と意欲満々だ。

 一方、ぶ酎ハイ列車は、土佐くろしお鉄道が直七やユズとともに幡多地域の酢ミカンをアピールしようと企画した「土佐くろ柑橘(かんきつ)列車2018」の第1弾。畳が敷かれた車内に36人が乗り込み、ぶ酎ハイなどのドリンク、ちらしずしやアユのせごしなどブシュカンずくめの弁当を堪能し、中村―宿毛駅を往復した。

 四万十市具同の飲食店経営、泥谷孝さん(27)は「ぶ酎ハイは後味すっきりで何杯でも飲める。後でガツンとくるのが心配ですが…」と笑いつつ、お代わりを重ねていた。 (兵等剛)

カテゴリー: 主要社会幡多


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