2018.09.08 08:35

高知・浦ノ内湾アサリ限定解禁、資源回復傾向 小学生が潮干狩り

潮干狩りを楽しむ宇佐小児童(7日午前、須崎市の浦ノ内湾=島本正人撮影)
潮干狩りを楽しむ宇佐小児童(7日午前、須崎市の浦ノ内湾=島本正人撮影)

 アサリの採捕が2015年から全面禁止されている高知県土佐市と須崎市にまたがる浦ノ内湾の天皇州で9月7日、久々の潮干狩りが行われた。資源が回復しつつあり、10月開催の「全国豊かな海づくり大会」の機運を盛り上げるための限定解禁。1時間足らずだったが、地元の宇佐小学校児童が砂浜に熊手を元気よく入れた。

 浦ノ内湾のアサリ漁は1983年の2794トンをピークに、99年以降はほぼ毎年約100トンを下回る水準で推移。採捕の方針を決める高知海区漁業調整委員会は2012年から天皇州の一部を禁漁にし、15年からは州全体を禁漁としている。

 地元の漁業関係者らは資源回復を図る「宇佐地区協議会」を09年に設立。エイやチヌの食害を防ぐため、12年からアサリの生息域に網をかぶせてきた。

 すると、1平方メートル当たりのアサリの重さが1年で倍増する場所もあり、同協議会などは網の効果を確認。禁漁は変わらないものの、海区調整委が認めた取り組みに限り、今春から採捕可能にした。

 この日は、宇佐小5年の約30人が「でかっ」「めっちゃ採れた」と、はしゃぎながら計45キロを潮干狩り。同協議会の山崎美智子さん(59)は「順調に成長している。かぶせ網の効果は間違いないが、台風19、20号で一部の網がはがれてしまった。再開への課題です」と話していた。(上原英介)

カテゴリー: 主要社会環境・科学高知中央


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