2018.08.24 08:32

狂言前座に今年も小学生3人 芸に磨き 高知県土佐市で9/2

狂言の稽古に励む3人の児童(土佐市の波介小学校)
狂言の稽古に励む3人の児童(土佐市の波介小学校)
 和泉流狂言の高知県土佐市の定期公演が9月2日、土佐市家俊の飲食店「森澤(もりさわ)」で行われる。昨年に続いて、小学生が前座を務める。児童3人は夏休みも毎日練習し、せりふは完璧。本番を間近に控え、表情の変化など芸の細部に磨きを掛けている。

 土佐市定期公演は、和泉流狂言師の高沢祐介さん(46)=埼玉県坂戸市=らが2014年から年に2回開催し10回目。15年から住民が前座を務めており、小学生が出演するのは2回目となる。

 今回挑戦するのは、波介小学校の池沢依吹(いぶき)君(11)=6年、弟の凜太朗君(9)=4年、戸梶来夢(らむ)さん(10)=4年。昨年の小学生の前座を見た池沢兄弟が、近所の戸梶さんを誘って稽古を始めた。

 演じるのは「蟹山伏(かにやまぶし)」。厳しい修行を終えた山伏が、従者の強力(ごうりき)と出羽の羽黒山に帰る途中、蟹の精に道をふさがれて―という内容だ。

 山伏役の依吹君は「笑ったり、ばかにしたり、場面ごとに変わる表情づくりが難しい」と言う一方、表情を変えない蟹の精役を務める凜太朗君は「時々笑いたくなってしまう」。当初は出演を断っていた戸梶さんは強力役を任され、「やってみたら意外と楽しい」と稽古に励んでいる。

 本公演は高沢さんら和泉流の3人が「瓜盗人(うりぬすびと)」「二人大名」の2演目を披露する。午後2時開演。チケットは3500円(当日4千円)。問い合わせは「森澤」(088・855・0923)へ。 (上原英介)

カテゴリー: 文化・芸能高知中央


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