2018.08.23 08:36

高知県の安芸高校・徳永旭さん手話全国大会へ 「普及へ力に」

手話スピーチコンテストの全国大会出場が決まり、特訓に励む徳永旭さん (田野町の上村由子さん宅)
手話スピーチコンテストの全国大会出場が決まり、特訓に励む徳永旭さん (田野町の上村由子さん宅)
 東京で25日に行われる「第35回全国高校生の手話によるスピーチコンテスト」(全日本ろうあ連盟など主催)に高知県の安芸高校2年の徳永旭さん(16)=室戸市羽根町=が出場する。中芸地域の手話サークルで積んだ経験や思いを胸に、「手話の普及へ、少しでも力になりたい」と特訓を重ねている。 

 徳永さんは小学5年の時に母、みきさん(48)に連れられ、中芸手話サークル「ぬくもり」に参加。その時、手話で自己紹介し「伝わる喜びを感じた」という。以来、週1回の会合に通うようになり、地域と聴覚障害者をつなぐ便りを自宅に届けたり、小中学校で手話を教えたりしている。

 活動を通し、「聴覚障害者の家族でも手話ができない人がいて、普及が進んでいない現状を知った」と話す徳永さん。中学の時、サークルの高校生が手話によるスピーチコンテストに出場した姿を見て、徳永さんも全国の舞台を目標に決めた。サークル活動に専念し、上村由子代表(64)=安芸郡田野町=からの指導時間を確保するため、進学希望先を高知市の高校から安芸高校に変更した。入学後は野球部に所属。サークル活動に加え、手話通訳者の養成講座にも通い、手話と部活を両立させている。

 手話によるスピーチコンテストは、スピーチ原稿や映像による1、2次審査を経て、全国10人の出場が決定。徳永さんは、中四国から唯一選ばれた。

 25日は「手話の普及で広がる未来」と題した約6分間の手話スピーチを披露する。上村さん宅で毎日、言葉と表情が一体となった感情表現などを磨いている。徳永さんは「一人でも多くの人に手話サークル活動の重要性を伝えたい」と力を込めた。(北原省吾)

カテゴリー: 社会安芸


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