2018.08.21 08:38

井上石灰工業のワイン、今年も 高知県南国市でブドウ収穫

ワイン用のブドウを収穫する井上孝志社長(南国市稲生)
ワイン用のブドウを収穫する井上孝志社長(南国市稲生)

 高知県産の赤ワインを製造している井上石灰工業(南国市稲生)が20日、市内など3カ所の農園で原料のブドウ3トン弱を収穫した。「今季は糖度の乗りがよく期待できそう」と同社。ワインは「TOSA」の名で来秋発売される。

 井上石灰工業は稲生地区で生産されていた石灰を原料にした、かんきつ用農薬で高いシェアを持つ。5年前から「カツオのたたき、土佐あかうしに合う赤を」と、この農薬を使ったブドウ栽培に挑戦。

 南国市稲生と香南市香我美町、夜須町に農園を持ち、面積は今季から20アール増の計60アールに。栽培品種も従来の2種に加え、フランスのマルスラン種と日本のヤマブドウを交配したものを育てている。

 このうち南国市稲生の農園では早朝から井上孝志社長(50)ら社員12人が集合。雨で作業を邪魔されながら、赤黒い実がびっしり付いた100グラムほどの房を、丁寧にはさみで摘み取っていった。

 ブドウは22日に山梨県の酒造会社に輸送され、醸造が始まる。来秋に約3千本のワインになる予定で、販売会社が組織する「TOSAワイン同盟」の会員向けに販売する。

 井上社長は「今季は日照時間が長く、昨年より糖度が2度ほど高い。年々、良い実を付けるようになった」と笑顔で話していた。(大山哲也)

カテゴリー: 政治・経済香長


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