2018.08.15 08:35

マント着たキノコの女王 高知県四万十町でウスキキヌガサタケ

黄色い“マント”をまとったウスキキヌガサタケ (四万十町の山中=生態系トラスト協会提供)
黄色い“マント”をまとったウスキキヌガサタケ (四万十町の山中=生態系トラスト協会提供)

 黄色い“マント”をまとった「ウスキキヌガサタケ」がこのほど、高知県高岡郡四万十町の町有林で見つかった。「キノコの女王」とも呼ばれる中華料理の高級食材。このポイントで見つかったのは2年ぶりで、例年より1カ月ほど早いという。

 梅雨時と秋口に、温暖な近畿以西で確認されるスッポンタケ科のキノコ。一部自治体では絶滅危惧種に指定されている。早朝に顔を出し、かさの付け根からレース状の菌網(きんもう)をマントのように広げるのが特徴だ。

 8月7日午前9時半ごろ、近くに住む女性(68)が散歩中に発見。高さ10センチ足らずと小ぶりだが、3本が並ぶように生えていた。通常は4時間ほど菌網を広げているが、今回は2時間ほどで、翌日には影も形もなかった。

 寿命の短いキノコの“女王”。女性は「今年は暑すぎて、マントを長く着れんかったかもしれんね」と気遣っていた。

 県内では他にも確認情報があり、「森とキノコを愛する会」の藤川広行さん(66)=高知市中万々=は香美市物部地域の山中で8月3日に発見。「50メートル四方ほどの範囲に点在していた」といい、高知市や吾川郡仁淀川町にも自生するポイントがあるという。(横田宰成)

カテゴリー: 環境・科学高幡


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