2018.08.09 08:00

小社会 先の大戦で日本の指導部は「大本営発表」などの...

 先の大戦で日本の指導部は「大本営発表」などの形で国民への情報統制を行った。それがいかに愚かなことか。長崎原爆投下後、負傷者の治療に当たった秋月辰一郎医師の「長崎原爆記」を読んで、つくづくそう思う。

 1945年8月6日、広島に投下された原爆は、国民には「新型爆弾」とだけしか知らされなかった。長崎市の病院で診療中の秋月医師も、原子エネルギーや放射線の知識がないまま被爆した。

 原爆投下後、最初の1週間から10日の間に、多くの人々がなすすべもなく亡くなった。だが秋月医師は「それに続く40日間」が、被爆の本当の怖さを体験した時期だという。吐き気がする、血便が出る、頭髪が抜けるなどの症状が出た人が次々に死亡した。

 原爆症による死者が出る地域は爆心地を中心に、円を描きつつ日々拡大していく。秋月医師はこれを「死の同心円」と呼んだ。現在は「死の灰」といわれる、放射性の微粒子群がその犯人だ。

 被爆時はまだ青年だった秋月医師はその後、長年にわたって被爆者医療に従事。長崎平和推進協会の設立など、反核平和運動をリードし、2005年に89歳で亡くなった。

 「長崎原爆記」には、むごたらしい被爆地の現場で抱いた気持ちが率直に語られている。原爆を恨み、それを投下した米軍を呪った。「さらに、この無謀な戦いを盲目的に進めた日本の政府を恨んだ」。きょうは長崎原爆の日。


8月9日のこよみ。
旧暦の6月28日に当たります。みずのと とり 三碧 先負。
日の出は5時23分、日の入りは18時59分。
月の出は2時37分、月の入りは17時05分、月齢は27.0です。
潮は中潮で、満潮は高知港標準で3時21分、潮位181センチと、17時10分、潮位186センチです。
干潮は10時17分、潮位23センチと、22時43分、潮位101センチです。

8月10日のこよみ。
旧暦の6月29日に当たります。きのえ いぬ 二黒 仏滅。
日の出は5時24分、日の入りは18時58分。
月の出は3時41分、月の入りは18時03分、月齢は28.0です。
潮は大潮で、満潮は高知港標準で4時19分、潮位192センチと、17時55分、潮位197センチです。
干潮は11時08分、潮位10センチと、23時31分、潮位92センチです。




カテゴリー: 小社会コラム


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