2018.08.08 08:37

高知県竜串に15年ぶり新店「龍屋」 油そばとカツオのたたき丼

自慢の油そばを提供する「龍屋」のオーナー岡谷達也さん(土佐清水市竜串)
自慢の油そばを提供する「龍屋」のオーナー岡谷達也さん(土佐清水市竜串)
海洋館新築を機に男性Uターン
 特製の甘いたれを使った油そばとカツオのたたき丼を提供する食堂「龍屋(たつや)」が高知県土佐清水市竜串にオープンし、地域に新風を吹き込んでいる。竜串観光の中心地での新規開店は約15年ぶり。東京の飲食チェーンで修業し、故郷で独立開業した岡谷達也さん(44)は「経験を生かし、味で勝負したい」と意気込んでいる。

 店は竜串の市営駐車場に面し、民宿やダイビングショップが並ぶ一角。竜串湾が海中公園に指定された1970年前後から竜串観光の中心地だ。ただ、近年はシャッターを下ろしたままの店も多く、竜串観光振興会の国沢一彦会長は「市営駐車場近くで店が開くのは久しぶり。頑張ってほしい」と応援する。

 開店は先月30日。岡谷さんの祖父が1971年に開いたお食事処「久海(きゅうかい)」を改装した。最新の券売機や調理機材、ベンチシートなどを配し、大手牛丼チェーンさながらの店内。「小さな家が建つくらい」の額を投資したという。

 岡谷さんは31歳で上京し飲食チェーンに入社し、約10年間、経営効率化のノウハウなどを学んだ。都内で独立開業に動いていた時、2020年に県立足摺海洋館が新しく建て替わることを知った。「地域を盛り上げたい気持ちがずっとあった。背中を押された」とUターンを決意し、都内でやりたかったことを故郷で実現した。

 短時間で提供できるよう、ドリンクを除くメニューはカツオのたたき入り油そばとカツオのたたき丼の2種類のみ。久海で使われていた秘伝の甘いたれを油そばにも丼にも使った自信作だ。

 客の入りも上々で、取引する鮮魚店もカツオの注文量に驚くほど。岡谷さんは「本番は2年後。それまでに店の形をつくりあげ、地域の観光に貢献したい」と気を引き締めている。

 営業時間は午前10時半~午後11時で火曜日が定休。油そばが690円、たたき丼が590円(いずれも税込み)。午後8時以降は店内でカラオケもできる。(新田祐也)

カテゴリー: 主要社会幡多


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