2018.08.05 08:28

高知市でまんが甲子園 「時代が違うなあ」「生徒が成長」

Tシャツに個性
 大会用Tシャツに絵や文字を書いて個性を発揮する選手が多い中、ひときわ目を引いたのが北海道芸術高校福岡サテライトキャンパス(福岡)の女子5人。袖や襟を切り開いたり、一部をひも状にしたりと、自由だった。 
 
 「絵を描くよりは切りたい」と3年の橋口萌音(もね)さんがTシャツを切り始めると、全員が「切ろう切ろう」。作業は切る、縫うだけだが、おしゃれ感は抜群。橋口さんは「目立つわー」と満足そうだった。

昨年の教訓
 国際アート&デザイン大学校高等課程(福島)の5人は下描きの線画以外は全てパソコンで行った。先輩たちの教訓を生かしたという。
 
 初出場だった昨年、予選をパソコン作画で突破したが、1次競技に手描きで挑み敗退した。この反省から今年は、デジタル作画の授業もあり日頃から手慣れているパソコンを使うことにした。
 
 3年の猪巻哲平さんは「手描きより時間は短くなるし、便利なんです」。その言葉通り、見事昨年の雪辱を果たし決勝進出を決めた。
 
◆声・声・声◆

 ★「高校生の時、スタッフとして参加していました。今の子はデジタルで描きますよね。当時はまだはやり始めたばかりで、時代が違うなあ。でも、いろんな人の塗り方を見られるのが当時も今も楽しい」=高校卒業後もちょくちょくまんが甲子園に足を運ぶという高知市の米沢麻衣さん(24)
 
 ★「シンガポールでは日本アニメーションが人気。みんなが同じ趣味の場所に来られてすごく光栄です」=青く染めた髪が目立っていたシンガポール・ポリテクニック2年、ジェイミー・リオン・カー・マンさん
 
 ★「手紙を運んで描き手さんとファンをつなぐ仕事をやってます。私は高知工業高校さんの絵がすごく好きで。お話ししたいですね」=スタッフとして参加した土佐女子高校3年、岡田美智子さん
 
 ★「競技中、教員は手も口も出せないんですよね。せめてほったらかしにされてる筆だけでも洗いたい…」=3人の男子部員を見てやきもきしている高知東工業高校の顧問、崎山沙耶香さん(27)
 
 ★「これまで互いに協力する経験があまりなかった生徒たちですが、昨晩は僕がいなくてもずっとアイデアを煮詰めていたようです。生徒が成長してくれるありがたい大会ですね」=「まんが王国とっとり」から参加した米子高校の顧問、河本文則さん(42)
 
 ★「高知の友人に誘われて初めて来ました。高校生の頑張っている姿を見ていると、学生のころのようにイラストを描きたくなって…」=らくがきコーナーにいた大阪府の会社員、吉村紗織さん(26)
 
 ★「日本の高校生は想像力が豊か。韓国は現実性を表現するのが上手だと感じました。スタイルの違う両者がお互い刺激になればうれしいですね」=韓国の旅行雑誌「Go On」の記者、オム・ジヒさん
 
 ★「用意してるデザインは、ほとんど青が基調になってます。宇宙とか海とか…。朝ドラの『半分、青い。』以上ですね」=栃木女子高校3年の桜井愛菜さん

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