2018.08.04 08:40

ウミガメふ化 海へ 高知県四万十市で今季初確認

ふ化して浜に放されたウミガメの子ども(高知県四万十市平野)
ふ化して浜に放されたウミガメの子ども(高知県四万十市平野)

 高知県四万十市平野の海岸のふ化場所で3日、アカウミガメが次々と砂の中からはいだし、海に放された。幡多地域でふ化・脱出が確認されたのは今シーズン初めて。

 県ウミガメ保護スタッフの溝渕幸三さん(71)=同市不破=によると、ふ化したのは平野で5月23、24日に産みつけられた卵。計245個の産卵があった。

 平野の砂浜は波の浸食が著しく、産卵してもそのままでは卵が洗い流されかねないため、2013年、保護スタッフらが浜の一段高い位置にふ化場所を整備。今年も産卵確認後すぐに卵を移して見守ってきた。

 この日未明から、甲長4・5センチほどの子ガメがふ化場所の砂の中から次々と姿を見せだし、163匹の脱出劇に。スタッフの手で波打ち際近くの浜に放されると、小さな体を懸命に動かし海に入っていった。

 溝渕さんは「産卵場所が波をかぶっていた卵もあったが、まずまずのふ化率」と話していた。幡多郡黒潮町から土佐清水市にかけての幡多地域では今季、産卵に来たウミガメが約50匹確認されているという。(兵等剛)

カテゴリー: 環境・科学幡多


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