2018.07.31 08:00

小社会 「去る三日の大阪日報に、この節毎夜二時頃、辰巳…

 「去る三日の大阪日報に、この節毎夜二時頃、辰巳(たつみ)の方に現れる赫(あか)色の星を望遠鏡でよく見ると、西郷隆盛が陸軍大将の官服を着ている体に見ゆると…」。1877(明治10)年8月、「東京絵入新聞」にこんな記事が出た。

 西郷らが自害し、西南戦争が終わるのは翌9月。人々は南東の空に不気味に輝く星を「西郷星」と呼んだが、西郷人気の表れでもあったのだろう。記事には、そんな人たちを「まだ不開化な人」とする表現もみえる。

 正体はその年、地球に大接近した火星だ。太陽の周りを回る地球と火星は約2年2カ月ごとに近づくが、距離は毎回異なる。6千万キロを下回ることがある一方、1億キロ超えの場合も。近ければ近いほど、より明るく大きく見える。

 ことしは地球と火星が大接近する回りで、きょうの夕方に最も近づく。141年前よりはわずかに遠いが、5759万キロの近さ。次に同じくらいに近づくのは17年後という。県内では今夜は難しそうだが、まだしばらくは明るく大きな火星を観察することができる。

 地球の「兄弟星」ともいわれる火星だが、環境は全く異なる。かつて想像豊かに語られた火星人の存在も否定されている。ただし、生命発見の可能性はゼロというわけでもなく、米欧などによる探査活動の成果が楽しみではある。

 望遠鏡で観察すると、表面の模様が見られるかもしれない。むろん、「西郷どん」には見えないはず。


7月31日のこよみ。
旧暦の6月19日に当たります。 きのえ ね 三碧 赤口。
日の出は5時17分、日の入りは19時07分。
月の出は21時15分、月の入りは8時01分、月齢は18.0です。
潮は中潮で、干潮は高知港標準で1時42分、潮位84センチと、13時58分、潮位35センチです。
満潮は7時25分、潮位184センチと、20時30分、潮位183センチです。

8月1日のこよみ。
旧暦の6月20日に当たります。きのと うし 二黒 先勝。
日の出は5時18分、日の入りは19時06分。
月の出は21時47分、月の入りは8時56分、月齢は19.0です。
潮は中潮で、干潮は高知港標準で2時17分、潮位83センチと、14時29分、潮位44センチです。
満潮は8時02分、潮位179センチと、21時00分、潮位180センチです。



カテゴリー: 小社会コラム


ページトップへ