2018.07.31 08:42

高知県東洋町のポンカンでアイス 程よい酸味が魅力

「フクちゃんFARM」が商品化した東洋町特産のポンカンを使ったアイス
「フクちゃんFARM」が商品化した東洋町特産のポンカンを使ったアイス
建設業者が放棄園活用
 高知県安芸郡東洋町の特産品、ポンカンを使ったアイスクリームが東洋町白浜の海の駅「東洋町」で販売されている。果汁たっぷりのさわやかな「ジェラート」、阿波尾鶏の卵や和三盆を使いドライポンカンの程よい酸味を効かした「バニラ」と「ショコラ」。3種類とも夏にぴったりの商品だ。

 東洋町は県営開拓パイロット事業で果樹園が造成され、東洋町役場裏の通称「ポンカン山」などで栽培が盛ん。

 アイスクリームを考案した「フクちゃんFARM」(東洋町河内)は一昨年設立。放棄園を活用し、冬が旬のポンカンを「年間を通じてPRしたい」と加工品開発に取り組む。

 山下龍造代表は、自営で建設業に従事している。新たな事業展開を考えていた時にポンカン農家の高齢化や後継者不足を知り、「次世代育成や雇用につなげたい」と約70アールの放棄園を引き取ってポンカン栽培を開始。今は計約150アールの園を管理する。

 「加工品も早くから考えていた」といい、その一つがアイスだ。徳島県の菓子業者など町内外の企業と連携して昨年商品化。海の駅での販売価格は各種300円で、1個130グラムのボリュームも魅力。町外の宿泊施設や居酒屋にも販路を広げており、ふるさと納税の返礼品にもなっている。加工品では、他にポンカンのピールやティーバッグなどがある。

 山下代表は町内の生産者の連携の深化に努め、小夏やブンタンなど他の特産を使った商品開発にも意欲満々。「放棄園を出さないのが第一」と地域産業の継承に熱い思いで取り組んでいる。(馬場隼)

カテゴリー: 主要社会室戸


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