宝石サンゴ保全へ魚礁投入 高知県室戸沖、産卵期待

コンクリート製の魚礁に接着されたサンゴ片(室戸市沖)
宝石サンゴの資源保全に取り組む高知県サンゴ漁業連絡協議会(浦尻和伸会長)はこのほど、室戸市のサンゴ漁業者らと協力し、計70株のサンゴ片を接着した人工魚礁51個を同市沖の禁漁区に投入した。増殖や産卵に期待し、長期的な育成や保護を目指す。 
2016年に柏島沖に投入したサンゴ片の一部を引き上げて調べたところ、サンゴが成長していたことが黒潮研の研究で分かっており、「増殖が技術的に可能」とされている。...