2018.07.22 08:40

「絵金」宵闇染める 高知県香南市赤岡町で屏風絵飾り祭り

絵金の芝居絵屏風が闇を彩った「絵金祭り」(21日夜、香南市赤岡町=山下正晃撮影)
絵金の芝居絵屏風が闇を彩った「絵金祭り」(21日夜、香南市赤岡町=山下正晃撮影)


 絵金、夏夜を染める―。「土佐赤岡絵金祭り」が21日、高知県香南市赤岡町で始まった。絵金こと幕末の絵師、金蔵の芝居絵屏風(びょうぶ)が通りに並び、闇をあやしげに染めた。22日まで。

 絵屏風は同町の絵金蔵が管理。年に一度の祭り期間中だけ、所有者の元に“里帰り”し、日暮れとともに民家や商店の軒先に飾られる。

 夜のとばりが下りると、ろうそくの灯がぽつり、ぽつり。鮮やかな“血赤”や、おどろおどろしい苦悶(くもん)の表情が浮かび上がり、幽玄で幻想的な空気に包まれた。

 作品解説を聞きながら鑑賞していた高知市の50代女性は「一つの絵の中にいろいろな場面が盛り込んであって見応えがありますね」と、絵屏風の世界に引き込まれていた。(村中澄怜)

カテゴリー: 文化・芸能香長


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