2018.07.21 08:40

【いのぐ】相次ぐ内陸地震 南海トラフとの関連は

大阪北部地震から1カ月
 6月18日の大阪府北部地震の発生から1カ月が過ぎた。気象庁は、南海トラフ地震との関連性について「直接影響を与えるとは考えにくい」との見解を示したが、南海トラフ地震が近づくと内陸地震が増えるとの研究結果があり、懸念を抱く人は少なくない。専門家も「西日本は地震の活動期に入っている」とし、「南海トラフ地震が近づきつつある」と警鐘を鳴らしている。

西日本では阪神大震災以降活動期に
 東京大学地震研究所の元所長、宇津徳治氏(故人)は1974年、過去千年間に起きた南海トラフ地震と西日本の内陸地震との関連性をまとめた論文を発表した。

 南海トラフ地震はこの間、1096年の永長地震から1946年の昭和南海地震まで延べ10回発生(東海、東南海、南海を別々にカウント)。何らかの被害を及ぼす内陸地震は97回あった=発生分布図参照。

 宇津氏は内陸地震を発生時期によって、(1)南海トラフ地震の前50年から後10年(425年間)(2)それ以外の期間(575年間)―に分類した。

 その結果、(1)南海トラフ地震の前50年から後10年は73回、(2)それ以外の期間は24回で、期間の長さを加味した発生頻度は(1)が約4倍。南海トラフ地震の50年前から、内陸地震が増えているとの結論を導いた。...

この記事の続きをご覧になるには登録もしくはログインが必要です。


関連記事

もっと見る

カテゴリー: 社会環境・科学いのぐ災害・防災


ページトップへ