2018.07.19 08:35

[ふれあい高新in越知町] 高齢者向け体操「きたえん坊将軍」浸透

「暴れん坊将軍」のテーマ曲に合わせて体操する参加者(越知町越知甲の町保健福祉センター)
「暴れん坊将軍」のテーマ曲に合わせて体操する参加者(越知町越知甲の町保健福祉センター)
ゆっくり体操で元気に
 高知県高岡郡越知町にちょっと変わった?高齢者向け健康体操がある。その名も「きたえん坊将軍」。某時代劇のテーマ曲に合わせてノリノリ、でもゆっくりとストレッチする。町内の保健師らが考案したオリジナル体操で、長年続ける参加者からは「体がほぐれて気持ちえい」「背中の痛みが治った」などと喜ぶ声が上がっている。

 介護予防の取り組みは2005年ごろから全国各地で本格化し、高知県で普及したのが高知市考案の「いきいき百歳体操」。しかし、越知町には畑や山で体を動かす習慣がある人が多く、町の保健師らは通常の体操では物足りないのではと考えた。そこで独自につくったのが「きたえん坊」だ。

 整理運動や顔の運動も含めて1時間半ほどの体操。足や腕に重りを着けて上下させたり、いすを支えに足を伸ばしたり。ゆっくりストレッチすることで体力や歩く筋力を鍛えられるようにした。

 「お年寄りが聞き慣れていて、かつ体操でもリズムがとりやすかった」と、時代劇「暴れん坊将軍」のテーマ曲を採用。現在は六つの団体が週1回ほど自主的に「体操の会」を開いているほか、町内の介護事業所などにも広がっている。

 毎週水曜日、同町野老山(ところやま)の中村集会所へ体操に通う藤原(ふじはら)愛子さん(79)は「最初は1時間半しんどうてようやらんかったけんど、体が慣れた。草引きとか座って仕事しゆうき、体操で体をほぐさんとね。おかげさまで元気にやりゆうよ」。

 体操を考えた1人、町地域包括支援センターの保健師、近藤沙綾(さや)さん(38)は「腕や体幹、腹筋、背筋、全部の筋肉を使えるように体操をつくりました。楽しんで続けてもらって、お年寄りに元気になってもらいたい」と話していた。(今川彩香)

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