2018.07.13 14:32

死亡の高知県土佐清水市の男性「真面目で仕事に意欲」上司ら嘆く

大黒浩平さん
大黒浩平さん
 高知県幡多郡大月町橘浦の橘浦漁港内で7月12日発見された男性の遺体は、県警のDNA鑑定の結果、行方不明になっている土佐清水市本町、水産会社社員、大黒浩平さん(26)と13日午前、確認された。

 大黒さんは8日午前4時ごろ、橘浦の職場へ自宅から車で出発。同4時半ごろ、同僚が大月町弘見付近を走る大黒さんの車を見たのを最後に連絡が取れなくなっていた。

 当時、この一帯は大雨が降っており、大黒さんが通勤している海岸沿いの県道は、複数の箇所で土砂崩れが発生。宿毛署などは、大黒さんが土砂崩れに巻き込まれた可能性があるとみて、自衛隊や消防団などと捜索に当たっていた。

 大黒さんは、マグロやブリ養殖を手掛ける橘浦の水産会社に昨秋入社。いけす管理を担当していたという。上司は「口数は少ないけど真面目だった。やった事を一度で覚えようという意欲があった。将来を有望視していたのに…」と悼んだ。

 大黒さんの家族や親類は連日、捜索現場に出向き、作業を見守った。父親で漁業を営む久志さん(57)は「楽しそうに仕事していた。えい職場に入ったと思うちょった」と振り返る。

 8日、浩平さんが出発する前、激しい雨に「気をつけろ」と声を掛けたという久志さん。「あんなに降るとは本人も思うてなかったろう」「(現場を見て)助かってないと思うた。出発の時間が少しでもずれていたらとは思うが、悔やんで戻るもんじゃない。見つかっただけでも良かった」と気丈に話した。

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カテゴリー: 社会西日本豪雨幡多災害・防災


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