2018.07.10 08:30

高知県・安芸川の仮設堤防完成 台風に備え緊急工事着手へ

決壊を防ぐための応急対策が施された安芸川沿いの現場(8日午後、安芸市僧津)
決壊を防ぐための応急対策が施された安芸川沿いの現場(8日午後、安芸市僧津)
 大雨による安芸川の増水で堤防が崩壊した高知県安芸市僧津の現場では、7月9日までに崩壊部分の西側に約130メートルの仮設堤防が完成した。本格的な復旧工事を始めるには本来なら国の査定に2カ月ほど要するが、台風シーズンに備え県安芸土木事務所は緊急的に復旧工事に着手する考えで、設計などの準備に入っている。

 堤防は6日に約100メートルにわたって崩落。決壊すれば約3キロ下流の市街地に濁水が流入する恐れがあり、建設業者などが高さ約3メートルまで土のうを積み、盛り土を施した。川の中には現場の浸食を防ぐために波消しブロックや袋詰めの玉石が投入され、今後は対岸側を掘削し、水の流れを変える対策も採る方針。

 ただ、こうした対策はあくまで応急措置で、本来の堤防より強度はかなり劣るという。松尾浩明所長は「市街地への浸水を防ぐため、悠長なことはやってられない」と工事を急ぐ考えを示した。

 9日現在、川は濁りがあるものの、最大で4メートル近くあった水位は約1・3メートルまで下がり、流れも落ち着いている。周辺地区に出されていた避難指示は7日に解除された。(岡林知永)

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カテゴリー: 社会西日本豪雨安芸災害・防災


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