2018.07.10 08:40

高知県内5市町で“完全孤立”依然136人 解消まで1カ月も

救援物資を仕分ける住民(大豊町立川上名)
救援物資を仕分ける住民(大豊町立川上名)
 高知長岡郡大豊町の立川地区以外にも、県内の広い範囲で今も多くの集落が孤立している。県の集計では9日午後2時時点で8市町村22集落で677人が孤立している。中でも、道路が遮断されて“完全孤立”している人は、高知新聞の取材で5市町12集落の136人に上る。
 
 集落へ向かう県道が崩れた安芸市畑山では9日午後、自衛隊が住民19人をヘリコプターで市街地まで搬送。それぞれ親族宅や集会所に身を寄せた。残る10人には県のヘリで食料や燃料、薬を届けた。
 
 香南市でも香我美町舞川などで計10人が孤立。要請があった世帯に食料や水、トイレットペーパーなどを届けた。
 
 孤立集落は次第に減っているが、長期間解消できない地区もある。安芸市の畑山では復旧までに少なくとも1カ月はかかる見込みという。
 
 県は8日までに安芸市▽香南市▽長岡郡本山町▽宿毛市▽土佐清水市▽幡多郡三原村―の6市町村に災害救助法の適用を決定。国とともに財政支援し、避難所設置や食品供与などでサポートする。(高知新聞取材班)

JR土讃線特急 きょうにも再開
 県内の鉄道は徐々に運転を再開した。土佐くろしお鉄道は9日朝から全線で普通列車を運転。同日午後までにJR土讃線などの高知駅以西の特急列車と、土佐山田―窪川間の普通列車が運転を再開した。
 
 香美市土佐山田町内の斜面崩壊の影響で9日は運転を見合わせた高知―岡山・高松間の特急と、土佐山田―阿波池田間の普通列車も、10日中の運転再開を目指しているという。JR予土線は10日も終日運転を見合わせる。

関連記事

もっと見る

カテゴリー: 社会西日本豪雨災害・防災


ページトップへ