2018.07.08 08:10

高知大学南溟寮 臭くても自治守る

部屋の壁には先輩たちが残した言葉や絵がたくさん。下回生にとってはありがたい(写真はいずれも高知市朝倉丙の南溟寮)
部屋の壁には先輩たちが残した言葉や絵がたくさん。下回生にとってはありがたい(写真はいずれも高知市朝倉丙の南溟寮)
 10年前、高知大学南溟寮(なんめいりょう)(高知市朝倉丙)を訪ねた時、「寝床とごみ箱のハイブリッド」があるとしたら、まさにこれかと感心した。山盛りのごみの中からもそもそ起きだす寮生の姿に、自由に自律して生きるおおらかさやまぶしさを感じたものだ。人目を気にせず、臭くて温かい。大学ではなく学生が自分たちで運営する自治寮の寮風は、今も生きているだろうか。

4回生の北岡三四郎さんはルームメイトと一緒に、ボルダリングの壁を部屋にこしらえた。毎晩入浴前に練習で一汗かくそう
4回生の北岡三四郎さんはルームメイトと一緒に、ボルダリングの壁を部屋にこしらえた。毎晩入浴前に練習で一汗かくそう
 南溟寮は男子学生ばかり約150人が暮らす。南北2棟(3階建て)の階別に1~6寮の小グループがあり、それぞれに寮長がいて、それらを束ねる役が総務さんだ。

うどんでランチ中。フライパンは必須アイテム
うどんでランチ中。フライパンは必須アイテム
 現役総務の落合陸さん(3回生)が、10年ほど前まで堅く守られていたはずの、寮のドアを開ける時の作法を知らないと言う。「両手でドアノブを握り、倒れ込むようにして入る…。そんなルール、今はありません」。副総務の谷口涼さん(同)も「全く聞いたことない」と口をそろえる。...

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カテゴリー: 社会教育高知中央


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