2018.07.07 08:31

学食なしの四万十高生を弁当で応援 高知県四万十町の道の駅

住民が米を無償提供、地元食堂が販売
住民提供の米を使った弁当を手にする四万十高校生ら。ボリューム満点だ(四万十町大正の大正駅前にぎわい拠点)
住民提供の米を使った弁当を手にする四万十高校生ら。ボリューム満点だ(四万十町大正の大正駅前にぎわい拠点)
 売店のない四万十高校(高岡郡四万十町大正)の生徒を応援しようと、近くの道の駅「四万十大正」の食堂「であいの里」が5月下旬から、同校と連携して弁当販売に取り組んでいる。6月下旬からは、住民有志が米を無償提供し、500円だった弁当が400円に。OBからも「米で後輩を支えよう」との機運が高まっている。

 同校には学食もなく、生徒や保護者から売店開設や弁当販売などの要望が出ていた。
 弁当の学内販売は、町地域おこし協力隊の山田雅弘さん(46)=大阪府出身=が発案。町内の福祉施設などの弁当製造を請け負っている「であいの里」に調理、販売を依頼した。

 生徒へのアンケートを基にしたメニューは日替わりで、揚げ物、煮物、果物など、ご飯を含めて全8品とボリューム満点。1週間のメニュー表を見て、前日までに注文する。1日当たり10~15食の注文がある。

 1年の住吉春香さん(16)は、「早起きして自分で作っていたので、睡眠時間が増えました」。林正都さん(16)も「親が仕事で忙しい時には頼みにくいので助かる」と話し、生徒にも好評だ。

 6月には、取り組みを知った住民が米を提供してくれたため、100円値下げ。酒井力さん(16)は「安いのに栄養も満点。弁当販売はずっと続けてほしい」と感謝する。

 米提供の輪は口コミで広がっており、「であいの里」は「協力を頂ける限り、400円で頑張りたい」としている。問い合わせは同校(0880・27・0034)へ。(横田宰成)

カテゴリー: 主要教育高幡


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